コバネヒョウタンナガカメムシ 成虫

最近、田んぼの脇で、このカメムシの写真を撮っていた。

既に、身体はかなり温まっているのか、動きが敏捷でピンボケの写真しか撮れなかった。鮮明な写真が撮れたら、差し替えようと思う。

写真は、角度も画像も悪いが、このカメムシの特徴は捉えていると思う。太い前脚に、腹背部の紋様や形状。

名前は、コバネヒョウタンナガカメムシだと思う。前脚の太さは、雌よりも雄の方が太いらしい。また、このコバネヒョウタンナガカメムシは、昆虫にしては珍しく(そうなの?)雌よりも雄の方が大きい種との事である。

イネ科の植物の種子を吸汁するようで、夏場に発生する一年草雑草のエノコログサ等にも、集まっているのを見かけるし、実際に田んぼの稲なんかが吸汁されると、斑点米の原因になる事から、当然、米農家からは害虫としてみなされている。

それにしても、近隣の田園地帯の田んぼ脇を歩くと、数種類のカメムシを筆頭に、思いの外に稲の害虫と考えられている昆虫と出会える。そして、そんなに田んぼ脇の下草刈りや殺虫等、これらの害虫の駆除はマメにしているようには感じないのが、私の感想である。

シロヘリナガカメムシ 成虫

最近、時々、このカメムシを見つける。

写真は、拡大してあるが、実際はかなり小さい。8ミリないぐらいだと思う。

名前は、シロヘリナガカメムシ。小さかったので、カスミカメの仲間を当たっていたが、種に辿り着けず、もう一度、写真を眺め返してみた。そして、ナガカメムシの仲間かと思い、ナガカメムシの仲間を当たったところ、比較的、直ぐにシロヘリナガカメムシに行き着いた。

さて、ネット上の投稿で、地表性のカメムシで草の間をウロウロしているとの紹介があったが、全くもって同感である。

最近、違う場所で2回ほど出会ったが、2回とも未だ未だ冬枯れの芝生の中を歩いていた。

そして、暫し観察していて気になったことがあった。写真を撮ろうと追いかけ回している時に、一度も飛んで逃げようとしないのであった。ちょこまかと走り回るのみであった。

このシロヘリナガカメムシ…果たして、飛べるのであろうか?

ユウレイグモ

先日、近隣を散歩中、ふと何か虫でも居ないかなと、道路脇に転がる樹皮をひっくり返してみた時、ザトウムシ発見みたいになった時があった。

そして、そのザトウムシは、運の良いことに直ぐに動かなかったので、慎重に写真に撮ってみた。

そして、撮った写真を見返した時に、ザトウムシの仲間にしては、腹部が細長い事に気がついた。

早速、“脚が細くて長い蜘蛛“をキーワードに検索すると、ユウレイグモという種が浮上してきた。私の撮った写真の個体は、ユウレイグモだと思う。

最近、気が付いたのだが、この時期は、まだまだ気温が低い日も多いのか、昆虫達の動きが遅い。今回のユウレイグモのような被写体は、先ず動いていたら、ピントを合わせる事は出来なかったと思う。

ましてや、樹皮の裏に何か生物を見つけようと意識を持って見なければ、この極小の身体に細過ぎる長い脚を持った生き物なんか、見過ごしてしまうはずである。