ツヅレサセコオロギ

数日前に、ちょっと人工的な環境下にあったブロックをひっくり返したら、このコオロギが1匹だけ鎮座していたので、写真に撮っていた。

写真は随分拡大してしまったが、実際の大きさは、1,5〜2センチ弱ぐらいではなかったであろうか。

調べたところ、ツヅレサセコオロギなのではとの結論に至った。

さて、このツヅレサセコオロギのツヅレサセの意味が、ネット上にヒットしてくる色々な人の紹介記事を読むだけでは、なかなか書いてあることに「あぁ〜」といったいった具合に頷けるまでは至れなかった。

ただ、最終的に、皆の書いてあることを、自分なりに統合して納得が行くものに統合してみると、そもそもツヅレ(綴れ)サセ(刺せ)の意味は、綴れがボロの着物の意味で解釈して、刺せの部分は、裁縫で補修しろみたいな意味に取った。

そして、ここからは少し飛躍するが、要は、秋の夜長にこれから来る冬の到来に向けて、昔の人が着物の補修をしている時に、おそらく土間かなんかで鳴いているコオロギのイメージから、このツヅレサセコオロギの名前が付いたのかなと納得してみた。

さて、このツヅレサセコオロギの鳴き声ってどんなものであろうと、ネット上で色々聞いてみたが、どうも鳴き方が一つではないようである。ちょっと、現時点の自分には、自然下で、ツヅレサセコオロギの鳴き声を聞き分けることには自信が無いというか、ハッキリと出来ないと思うと言っておく。

と、同時に、この鳴き方の違いが、どんな条件下で起きるのかを突き止める事が重要というか、凄く興味が湧いて来た。

オオシラナミアツバ 成虫

昨晩、家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長12ミリぐらいだったと思う。

名前は、オオシラナミアツバ。

幼虫の食草は、枯葉との事である。

似た種にシラナミアツバというのもいるが、シラナミアツバとオオシラナミアツバの違いに、亜外縁線の波打ち方がある。外縁下部に向かって、シラナミアツバの方は尖りがひとつだが、オオシラナミアツバの方は、尖りが二つなのである。

ここに着目すると、上の写真の個体は、亜外縁線の尖りが下方向へ二つなので、オオシラナミアツバということになる。

ヒメハナマガリアツバ 成虫

昨晩、家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

上の写真でも、辛うじて下唇髭がクルッと後方に反り返っているのが見えるのでクルマアツバ亜科を当たると、ヒメハナマガリアツバという種が浮上してきた。

平均開張サイズで、23〜36ミリぐらいに紹介している投稿が多かったが、私が見たものは、25ミリぐらいだったのではなかろうか。

殆ど同じサイズで、殆ど同じ姿で、ハナマガリアツバという種もいるらしいが、後翅の下側の白い線が目立つのがヒメハナマガリアツバという点だけを拾い、私は、上の写真の個体をヒメハナマガリアツバとした。

幼虫の食草は、まだ突き止められていないとの事である。