キベリトガリメイガ 成虫

少し前に家の外灯下に来ていた蛾である。てっきり、投稿済みだと思い、スルーしていたが、投稿していたのはキモントガリメイガであり、このキベリトガリメイガと思しき蛾の投稿はしていない事に気が付いた。

撮影年月日は、本年の8月5日となっているが、我家の外灯下ではレギュラーのような気もする。一応、6月、7月に現れる蛾のようである。

大きさは開張サイズで2センチあるかないかだと思う。シマメイガ亜科のこの手の紫と黄色の配色の蛾は、時に我家の家の外灯下に現れる(現れる時は、複数匹で数日間に及ぶ)が、全部同じと思わずに、ちょっと注意深く見てみようと思った。

最後に、幼虫の食草はこれといって突き止められていないようである。

クリシギゾウムシ

昨晩、家の外灯下に来ていたゾウムシの仲間である。

体長は1センチぐらい。長い嘴(クチバシ)を入れると、2センチ弱。

名前は、クリシギゾウムシなのではと思う。似た種に、コナラシギゾウムシやクヌギシギゾウムシというものが居て、外見的に殆ど決定的な違いが無いように思えるが、上の写真のものはクリシギゾウムシなのではと思う。

根拠はと言われると苦しくなるが、家の敷地内に栗は一本植えており、毎年、この手の甲虫に産卵されているのは確認している。そして、ドングリをつけるようなコナラやクヌギの類は、近所だと100メートルぐらい行かないとない。

ただ、クリシギゾウムシも、同じゾウムシ亜科のコナラシギゾウムシもクヌギシギゾウムシも、ピンポイントの木が無ければ、代替えのドングリに産卵しそうな気もする。

取り敢えず、初めて、灯火の下でシギゾウムシと思われる甲虫を見たが、近所には栗畑は、沢山点在している。今後も、このシギゾウムシの仲間を観察して、違いを色々と見出して行ければなと思う。

因みに、このドングリに産卵する甲虫としては、今年に入って、オトシブミ科のハイイロチョッキリなる種の投稿をしているので、良かったら、そちらも御覧あれ。

フサヤガ  成虫

昨晩、家の外灯下に来ていた蛾である。

少し一般と違う止まり方をしている蛾であったが、なんとなくヤガ科フサヤガ亜科の蛾達がこんなイメージである記憶があったので、その路線を調べる。

すると、フサヤガとコフサヤガという類似種の2種が浮上してくる。

私は、フサヤガと同定したが、どうなのであろう。同定の根拠にしたのは、後翅の基部が薄黄色っぽいのは、フサヤガで、白っぽいのがコフサヤガとの記事を目にしたからである。

大きさは、名前から分かるように、コフサヤガよりフサヤガの方が、若干大きいようである。上の写真の個体は、そんなに小さい印象はなかった。

幼虫の食草は、フサヤガもコフサヤガも、ウルシ科のヌルデやヤマハゼ、ブナ科のクヌギやコナラ等が知られているとの事である。どれも、近所近隣には、沢山生えている。

ところで、私が撮った写真も、結構一般ズレした翅の拡げ方をしているが、もっと個性的な出で立ちの止まり方をする蛾であるのを、他の方々の写真で見てきてはいる。