ウスベニコヤガ  成虫

昨日、仕事中にツツジの植栽の上に止まっているのが目に留まったので、スマホをポケットから取り出して早技で写真に撮っていた。

帰宅後に調べたところ、比較的直ぐにウスベニコヤガという種であることが分かった。

大きさは、この手の蛾にしては小さくて、開帳で2センチぐらいだったのではと覚えている。このウスベニコヤガの大きさに関しては、今回私が目にしたウスベニコヤガは、本年2回目の発生のものと推測できるが、シーズン2回目の個体達は、1回目の発生時のもの達より小型との事である。(蛾の世界では、よくある事だが……)

また、ある方の投稿がとても参考になったのだが、以下のような事が書かれていた。

● 1回目の発生時の個体は、暗い色合いのものが多く、2回目の個体達は、薄い色合いのものが多い。

● 幼虫の食草は、日本では知られていないが、海外では針葉樹に付く地衣類と思われている。

● 私の撮った写真でも写っているが、ウスベニコヤガの頭部は、1回目の発生時も2回目の発生時の個体も、黄色っぽい色合いである。

以上のような感じである。

また、名前にウスベニと付いているが、私が見た個体からは、紅色の印象を薄くとも受ける事は無かった気がする。

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2021年8月6日追記

昨晩、我家の外灯下に来ていた。色合いの個体変異が大きい蛾の気がするが、この暑い夏の時期に、近隣で結構見かける気がする。

カクバネヒゲナガキバガ  成虫

昨晩、家の外灯下に来ていた蛾である。

大きさは体長1センチにも満たないとても小さな蛾である。それにしても、白く太く、体長と比べて全然長い触角が目を惹く蛾である。

この特徴から直ぐに、ヒゲナガキバガ科のカクバネヒゲナガキバガという種名が判明。

幼虫の食草は枯葉である。

カラスヨトウ  成虫

一昨日、土曜日に近隣の森林公園のような場所を散歩中に、見つけて写真に撮っていた蛾である。

遊歩道の入り口付近にクヌギ林みたいのがあって、簡単に一本一本木肌を眺めていたら、直ぐに目に飛び込んできたのは、木化けしたコシロシタバであった。

次に、木に開いた浅い洞みたいのがあったので、覗いて見ると、中に中大型の蛾が見て取れた。そのままでは、上手く写せないので、携帯で突つくと外へ這い出してきた。慌てて飛んで逃げる事も想定していたので、予想外に写真に撮りやすい場所に現れてくれた。

そして写したのが上の写真である。

名前は、カラスヨトウというんだろうとの前知識はあったが、実際にカラスヨトウという種類の蛾であると思われる。

大きさは、前翅長25ミリぐらいの中大型の蛾である。幼虫の食草は、ヤブガラシを筆頭に、結構多岐に渡っているようである。

ちなみに、成虫は、樹液に集まるとの事である。昨年は、何回か近隣の雑木林で樹液に集まる蛾達を観察したが、その中には、このカラスヨトウは含まれていなかった。

昨年から始まった近所の自然観察であるが、このカラスヨトウよりも早くにオオシマカラスヨトウという別種には、昨夏、沢山出会った気がする。