シラホシカミキリ

数日前に、近隣のとある雑木林の林縁で見つけた。

直ぐにカミキリの仲間とは分かったが、始めて目にしたカミキリ…果たして種名は…。

直ぐにシラホシカミキリという名前が判明。サイズは、既に記憶が曖昧なのだが、15ミリ弱ぐらいだったのかなと思いだす。

成虫は、サルナシとかノブドウの葉を食べるとか書いてある記事が多かった。ちなみに、このシラホシカミキリが止まっていた葉は、ナワシロイチゴかと思われる。一方、幼虫は、枯れた倒木や粗朶の中で育つと書いてあった。

確かに、この雑木林の印象は全く手付かずの原生林という感じで、道路からは中も見通せなかったが、所々に倒木の残骸が道路脇に飛び出しきているのは目に出来た。そうした倒木や朽ちた木が、このシラホシカミキリの幼虫の住処になっているのかなと思った。

そして、この雑木林の辺りは、15年ぐらいは知っているが、とうとう開発の手が入り始めたのか、森の奥手からは重機の音がガンガンにしていた。また、知らない間に切り開かれたと思われる裸地も目に付いた。

近隣でシラホシカミキリに殆ど出会したことが無い身(今回が始めての出会い)としては、シラホシカミキリの生息地がどんどんと狭められる気がして不安になったが、そんな事を気にしている人は……殆ど居ないと思う。

ニレキリガ  成虫

我が家の外灯下に寄って来た蛾を写真に撮っていたもので、今まで名前が分からなかったのだが、ここに来て、種が判明したので投稿することにする。

撮影年月日は、本年6月11日。

名前はニレキリガ。サイズは、日が経ってしまったため、正確な記憶を呼び戻すことができない。ただ決して小さくはなかったと思う。

幼虫の食草は、エノキ、ケヤキ、ハルニレ等を挙げている人が多かった。我家の周りには、エノキやアキニレなんかは、沢山生えているのではないかと思う。

最後に違う角度から写したニレキリガの写真を一枚。

ムラサキシジミ 成虫

先ほど、子供達と近所の里山を散策中に発見。

山肌に大木の枝葉が覆い被さり日陰を作り、少し涼しげな風が吹き抜ける環境に数匹いた感じである。

サイズは、シジミチョウの中では大きい部類に入ると思う。個体によっては、ヤマトシジミの2倍ぐらい有りそうな雰囲気である。

近くの開けた場所には、ベニシジミという蝶が沢山居たが、ベニシジミも微妙に大きめだが、更にひとまわりぐらい大きい印象である。

ムラサキシジミの名前のムラサキの部分は、翅の表側の色に由来しているんだと思われる。

残念ながら、現在、翅表が見える様に止まった瞬間の写真を撮れていないが、本日も現場では、綺麗な輝きのある藍色を見せてくれた。実際のところ、「翅を開いて…翅を開いて」とシャッターチャンスを伺う瞬間は数度あったが、そういう時に限って、翅を拡げてくれなかった。

同じシジミチョウ科のツバメシジミを春先(今も同じ場所で飛んでいる)に多数見て、その翅表の美しさに魅了されたが、ツバメシジミの美しさが、紫色のぼんやりと溶け合った霞感(私が作った言葉)であるなら、このムラサキシジミの美しさは、藍色と黒茶色のくっきりとしたコントラストの美しさかと思った。

どちらも捨てがたいが、ムラサキシジミの方が一般受けしそうな美しさの気もする。

さて、このムラサキシジミの幼虫の食草は、常緑のカシ類とのことである。我家の近隣の環境では、取り敢えず、シラカシやスダジイあたりになるのではと思うが、どうであろう。常緑のブナ科樹木が無ければ、ブナ科落葉樹でも代用が効くみたいではある。

とても美しい蝶なので、もっと身近に増えて行ってくれればなとは、個人的に思っている。

成虫越冬して、年に何回か発生するとのことだが、私的にはあまり出会った記憶がない。