シロシタホタルガ 幼虫

最近、近隣の雑木林では、蛾の幼虫達が目に付くようになって来たが、以下の幼虫もそのひとつ。

サワフタギの木に居た。写真だと分からないと思うが、ふっくらしてとても大きな幼虫に感じた。

このシロシタホタルガの終齢幼虫のマックスサイズが27ミリぐらいとの事だが、30ミリぐらいありそうな丸々太った個体であった。

このシロシタホタルガの幼虫の食草は、ズバリ、サワフタギにタンナサワフタギにクロミノニシゴリといった樹木の葉であるようである。

以前、見つけたホタルガの幼虫もそうだが、このシロシタホタルガの幼虫も、毒針系ではなく、毒液系の毒虫に認識されている。毒液に触れると炎症痒みを引き起こすとの事である。

とても鮮やかな毒アピールたっぷりの蛾の幼虫であった。

ユリクビナガハムシ

最近、自宅の庭で見つけて写真に撮っていたのだが……それにしても、赤が目立っていた。

ピンボケた写真になってしまったが、直ぐにハムシの仲間である事が分かるぐらいに、少し昆虫の世界が分かってきた自分が居る。

ネットを使い調べる中で、赤いハムシは何種類か居たが、ユリクビナガハムシであろうと直ぐに決める。

というのも、この体長1センチ弱のハムシが齧っているのが、庭に自然に生えて来るタカサゴユリの苗である事を知っているからである。

それにしても、赤は目立つと思うけど、ナナホシテントウのように捕食すると苦い系か?

ムネアカアワフキ (つくば市北中部)

先月、4月24日に撮った写真だが、種名が判明したので投稿する事にする。

視界に入った時に、一番印象に残ったのは、日の丸紋様であり、この特徴から直ぐに種に辿り着くと思っていたのだが、時間がかかってしまった。理由は、小さな甲虫だと思っていて甲虫の路線を調べていたのだが、実際のところ、ヨコバイ亜目のアワフキの仲間であった。

名前は、ムネアカアワフキ。

写真の個体は、日の丸みたいな紋様だけ見えるので雄であり、雌は胸背部とかも赤く、上の写真だと下3分の1ぐらいが全部赤いイメージになる。

サクラの木に寄生するらしく、幼虫は自らの身体より出した石灰質の物質で桜の小枝に巻き付ける感じで筒状の巣を作り、その中で生活するようである。

ネットで調べていて、成虫の平均サイズが、5、6ミリと書いてあったが、そんなに小さかったんだと、今になると思う。