アシナガコガネ 

仕事中だったが、ふと見ると氷にへばり付いてしまった小さなコガネムシが目に止まる。

それにしても、コガネムシの仲間にしては小さい。ポケットからスマホを取り出し、一瞬で写真に収める。

別の個体を拡大した写真を以下に。

写真だと分かりづらいかもしれないが、色合いは、金属光沢の無い緑色だった。

サイズの方は、とても小さく、体長で1センチに満たない。因みに、昆虫の体長で1センチ以下とかだと、人間の通常の視力(1,2〜1,5)の感覚では、とても小さな昆虫に映るはずである。5ミリ以下とかだと、ワザワザ顔を近付けないと、何か確認出来ないはずである。そして、2.5ミリ以下だと、もはや存在が視界に入っていない可能性の方が大きいと思う。

話は逸れたが、このアシナガコガネには、近似種でヒメアシナガコガネという種がいる。そちらのヒメアシナガコガネの方が若干大きく、しかし脚は細く、上翅には紋様が個体により様々に出るみたいである。

仕事柄、氷にへばり付き息絶えている小昆虫を無数に見ている関係か、今回も、そのモデルになった個体を救出する気持ちが芽生えなかった。御免なさい。

アオオサムシ

出勤途中の道すがら、数メートル先のコンクリートの壁から大きめの甲虫が背中を下に、ぽとりと落ちたのが見えた。

近寄ってみると、この虫が居た。

ちょうど1年ぐらい前より、昆虫を始めとした生物の写真を撮るようになったが、この虫は出会ってみたかった虫のひとつである。

もちろん、理由は、この緑の光沢を自分の目で見たかったからである。

大きさは、体長で35ミリぐらい、しかし自ずと後脚や触角の動きも視野に入るため、もっと大きな昆虫に映る。その大きな身体が緑に輝いているのだから、単純に綺麗だなぁ〜と思う。

ネットで、このアオオサムシの事を調べていて知った事実に、飛翔できない甲虫らしい。この辺は、マイマイカブリとかも同じである。

是非とも、また出逢いたい昆虫である。

ヒラタアオコガネ

先日、近隣の施設の駐車場で、アスファルトの上に、緑に輝く小さな虫を発見。

この後、摘み上げて写真に撮ろうと思ったが、あまり良い写真が撮れず、再度リリースする。

手から放たれた直後を撮ったのが以下の写真。

名前は、直ぐにヒラタアオコガネと判明。

サイズは、同じような色合いのアオドウガネ等と比べると、1センチ内外ととても小さい印象。

輝きの方は、光の強さや当たり方に寄っては、とても綺麗に輝く。写真では、いまいち伝わらないかもしれない。

幼虫が芝の害虫として認識されているが、成虫は、ツツジの花芽とかを食べるようである。通りで、見つけた場所の傍には、ツツジかサツキの植栽が有った。

コガネムシの仲間では、早い時期から活動を始めている種らしいが、この理由のひとつは、コガネムシの仲間では珍しく成虫越冬している習性が関係していると思われる。