キクスイカミキリ

昨日、昼休憩に選んだ場所の近く(小川沿いの畦道)で発見。

個人的には初めて見た気がする。その場で、なんか小さいカミキリムシの仲間の気もしていた。

‘ヨモギ、カミキリ‘のワードで検索をかけてみたところ、直ぐにキクスイカミキリという名のカミキリムシが、ヒットしてきた。

このキクスイカミキリをネットで調べていて知った事実で関心を持ったのは、このカミキリムシがキク科の植物の茎に産卵をする習性があり、産卵された花茎は、花期に届く前に蕾だけつけて項垂れてしまいその茎は枯れてしまうという現実であった。花を愛するガーデナー達からの幾つもの証拠写真が、ネット上に挙がっていた。

うーん。キク科の花とかスタンダードな感じが好きで、敢えて庭に取り入れている私から見ると、かなり害虫だなと感じてしまった。

近所には、菊を育てている農家も多いから、これまた、この人達から見ても害虫のはずである。

取り敢えず、我が家の庭では見た事ないが、見かけたら、慎重に被害状況を見て、我家の庭の宿敵であるゴマダラカミキリと同じ運命を辿ってもらおうと考える。

アワダチソウグンバイ  (つくば市南部)

昨日、お昼休憩に選んだ場所の近く(小川沿いの畦道)で発見。というか、無数に居た。

この虫が、アワダチソウグンバイという事は知っていたが、この付近一画のセイタカアワダチソウ群には、かなりの数が発生していた。大きさは、2ミリちょとぐらい。今回は、胸ポケットから定規を出して測った。

さてさて、このアワダチソウグンバイとの出会いで、改めてネットで知識を得てみて知った事に、この小さなグンバイムシの仲間は、北米原産の外来種で初確認は1999年か2000年に兵庫県においてという事であった。

この写真の葉(セイタカアワダチソウ)も、食害で穴が空いているのが見て取れるが、このアワダチソウグンバイの仕業と思いたい。

一応、ここ20年ぐらいの新しい外来種という事で、正確な知識が整理されていないのではと、余計なお節介心で思ったので、主観で私が感じた事を書いていくと、

✳️葉の表側で目に付いた。一般論で葉の裏にはもっと沢山隠れていたのであろうか?今度見てみようと思う。

✳️こうした小さな虫は、葉裏から吸汁する形で葉を黄変や白変させたりするのをよく目にするが、私の写真には、明らかに穴が開くほどの食痕が写っている。

✳️近づいても逃げる気配が無い。

✳️ヨモギやアレチノゲシ等近くの他の植物の葉の上にも、セイタカアワダチソウ程ではないにせよ、見られた。こちらは、またその場所で休憩した時にでも、セイタカアワダチソウ以外にもアワダチソウグンバイの仕業と思える食痕があるか確認してみようと思う。

✳️昨年の11月にも同じ場所は訪れているが、満開に花を咲かせるセイタカアワダチソウの群落に、このアワダチソウグンバイは見つける事は無かった。

以上。

因みに、アワダチソウグンバイなるちょっと不思議な形をした小昆虫を知っていた理由は、昨年、プラタナスの大木の葉の裏にいる似たような形のグンバイムシの仲間を、ネット上で調べている時に、ヒットしてきたからである。

近々、プラタナスグンバイの投稿もしてみようと思う。

ヒメジンガサハムシ (ヨモギカメノコハムシ)

昨日、お昼休憩に選んだ場所の近く(小川沿いの畦道)で見つけた。なんとなくこの形の虫の存在は知っていたが、果たして何の仲間であるかは知らなかった。

大きさは、6ミリ弱ぐらい。根拠は、左隣にアワダチソウグンバイという小さな虫も留まっているが、同じ日に近くで、こちらは定規を充てて測っていた。結果、アワダチソウグンバイが、おおよそ2ミリぐらいだったので、そこから比較すると5ミリから6ミリの間ではと思う。

そして、この少し奇妙な扁平な形をした昆虫が何の仲間かなのかをネットで調べたら、ハムシの仲間であり、その中でもカメノコハムシ亜科(今は、その呼び方は無くなり、トゲハムシ亜科に統一されているとの記事も読んだ)の一種であることが分かった。

そして、このカメノコハムシの仲間は、種類によって食べる食草が厳密に決まっているらしく、この茶色の個体に似たカメノコハムシをネット上で調べたらヨモギカメノコハムシが一番近かった。よって、すぐに自分の撮った写真を見返したら、気持ち良いぐらいにピッタリヨモギの葉の上にいるではないか。

最後にこのカメノコハムシの仲間達は、何故この形になったのであろうとの素朴な疑問が芽生える。

個人的主観では、その平べったい陣笠の中に頭部や脚部や触角を隠して、じっとしていれば、葉の上の染みみたいに思えなくもない。その証拠というか、この昆虫は撮影中に逃げる気配は見せなかった。動いて生物と感づかれるよりは、じっとして、ドロッとした糞や染みになりきっているようにも思えた。

ただ、ここで注意しなければいけないのは、半透明の陣笠のカメノコハムシの仲間達もいると言うことである。半透明だと、うっすらと内部の甲虫の形は見えてしまう。