ヨシカレハ  幼虫

本日、庭の草むしり中に、枯れ茎に今の時期にしては大きめの蛾の幼虫を発見。

取り敢えず、写真に収める。

直ぐにカレハガの仲間の幼虫である事は分かったが、ヨシカレハの幼虫なのではないかなと見当を付けた。

ネット上で、紛らわしい種にタケカレハの幼虫があるという記事や実際にどちらなんだろうという紛らわしい写真が沢山あったが、私が上の写真の幼虫をタケカレハの幼虫とは違う気がするという根拠は、ひとつは色合いである。

我が家の庭で、昨年、終齢と思しきタケカレハの幼虫を見つけたが、色合いがもっとレモンイエローが強く出ている気がする。このレモンイエローのパターンのタケカレハの幼虫は、近隣の他の場所でも見かける。ゆえに、上の個体が齢を重ねる毎に、レモンイエローのイメージのあるタケカレハの幼虫へと変化していくとも思えない。

あとは、上の写真の個体は右側が頭部になるのだが、下側前方の白い毛束の列である。この特徴は、ヨシカレハの幼虫には共通していて、タケカレハの幼虫には無い特徴のような気がする。

以上のような事から、上の個体は、ヨシカレハなのではと思いたい。ヨシカレハの幼虫の餌は、イネ科のヨシ、ススキ、クマザサ等という事だが、我が家の庭にいた幼虫は、立ち枯れした草本に付いていた。

最後に、この幼虫を上から写した写真をアップして、この投稿を締め括ることにする。

オオハサミムシ

仕事の休憩中に水田の直ぐ脇に置かれた石の下に居た。石を退けると、この大きなハサミが目に飛び込んできたが、自ら作った巣に潜っている模様で、直ぐに逃げ出しはしなかった。ただ、全身が写らないので、巣穴から引っ張り出して写真を撮ることにした。

少し長めの昆虫だったので、先ずは、頭部の方のパートを撮り、次に尻尾の方のパートを写そうとの魂胆であったが、尻尾の方を写そうと、頭部の方を押さえると、所謂大きなハサミで攻撃されてしまう。凄い力ではないが、挟まれるたびにビクってなって反射的に指を離してしまい、尻尾の方の写真は撮れなかった。

それにしても、動き回るので、頭部の方の写真もピンボケになってしまったのか。残念。

もうやけくそになって、広い地面にリリースして、片っ端から全身の写った写真を撮ってみた。そのうち、使えそうなのは以下の一枚であるが、これも、やはりピンボケ。

さて、大きさは顔の先からハサミの先までで3センチ弱。ハサミの真ん中辺りに瘤というか小さな牙みたいな出っ張りが見えるから雄なんだと思う。

私がこれまで近場で見つけたヒゲジロハサミムシコバネハサミムシ(キアシハサミムシ)と比べると、兎に角ハサミが格段に大きくて立派。色合いも茶色ベースである。

出会ってみたいハサミムシだったので、比較的直ぐに身近で出会えて幸運だった。

昔の人たちの間での別名、チンポキリ。水田周りの害虫対策(益虫との区別が出来るとは思わないが)に、チンポキリ増やそうよ。

フトナガニジゴミムシダマシ  (つくば市中部)

仕事の休み時間に、雑木林に無造作に集められている倒木を眺めていたら、薄赤紫に輝くこの甲虫が居た。

真上から写した写真をもう一枚。

大きさは、1センチぐらいで、ズングリ丸い印象。写真だと全然伝わっていないが、綺麗に薄赤紫に輝いて見える。輝きの雰囲気は、センチコガネに似ている。

このナガニジゴミムシダマシの仲間には、数種類いるらしいが、フトナガニジゴミムシダマシにした理由は、上翅に篆刻列があるだけで、条溝が見て取れない点と、虹色に輝くというよりは、薄赤紫に単色に輝いて見える点である。あとは、単純に太く丸く見える。

カワラタケの仲間に集るとあったが、確かに側にカワラタケの仲間に寄生された朽木の倒木が沢山転がってはいた。