オオクロカメムシ 成虫 イネクロカメムシ改め

本日、午前の近所の谷津田散策の時に発見。木の板の下に居た。

大きさは、1センチぐらい。頭部の後ろの迫り上がったところに白い点が二つ見てとれるのが気になるが、イネクロカメムシに限りなく似ていると思われる。それにしても泥まみれで光沢が無い。

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2021年3月31日追記

上のカメムシがイネクロカメムシではなくオオクロカメムシと気がついたので、以下は、原文のイネクロカメムシの箇所をオオクロカメムシに書き換えて多少の文章の変更と共に訂正したものである。

木の板も泥まみれで、保護色になっていたが、3匹が越冬中であった。

このオオクロカメムシも、稲の害虫であり、こうした越冬成虫による被害も大きいと思われる。

イネクロカメムシよりもオオクロカメムシの方が、側部の出っ張りが顕著であるという事実に気が付いたので、以下に、その特徴が分かりやすく出ている写真を載せてみる。

ところで、比較的、近隣の田んぼでは、イネの害虫と言われてる色々な種類のカメムシ達を見かけるが、こうした昆虫達の生態は色々な角度から研究しといた方が良いのかなと思う。水田周りの植生を含め、生態系の絶妙なバランスがあるんだと思う。

そして、それを一方的に壊してしまうのが、人間でもある。

取り敢えず、田んぼの上を飛び回るツバメ達………水田周りに沢山いる雨蛙達等は、こうした稲の害虫を、何気なく減らしてくれてる大切な仲間なんだと思う。

そう言えば、本日、我が家の軒下を燕が偵察に来ていたな。今年も、沢山巣立っていくと良いな。

ミツボシツチカメムシ

本日の午前中の近所の谷津田の散策で発見。

とても小さいカメムシで、5ミリぐらいの大きさだった。

ヒメオドリコソウに居るところをよく見かけるとの事であったが、発見場所は、確かにヒメオドリコソウがありそうな場所であった。

ミイデラゴミムシ

本日午前中、近所の谷地を散策してみた。色々な植物や昆虫に出会えたが、以下の昆虫もその一つ。

廃棄コンクリートの小破片みたいのが農道の脇に捨てられてる場所があり、ひっくり返してみたら、このゴミムシがいっぱい居た。辺りのコンクリート片の下には、かなりの確率で棲息していた。

予想はしていたが、このゴミムシも、れっきとしたへっぴり虫であり、すぐさま、オオホソクビゴミムシの時と同じようにガス噴出を見せてくれた。今回は、音もちゃんと聞いた(ただ印象に残ってはいない)し、捕まえてみようと指も近付けたので、指に残った匂いの方も多少嗅ぎ取る事ができた。この匂いも、嗅ぎ続けていれば、人間界でのドンピシャの匂いを思い出しそうだが、逃げ惑うミイデラゴミムシを写真に撮ることに必死になり、そんな時間は無かった。

因みに、このミイデラゴミムシから放出されるガスは、100度ぐらいの高音であるらしく、同時に人間の皮膚にはそれほど影響は出ないが、粘膜の部分は溶かしてしまうような成分も入っており、カエルに捕食された後に胃袋の中でこのガス放出がされると、カエルが吐き出してしまうようである。

そして、このミイデラゴミムシを調べていて、一番興味を惹いた事実は、このミイデラゴミムシの幼虫は、ケラの卵しか食べないという習性であったかもしれない。ゆえに、ケラのいない所には、ミイデラゴミムシは生息出来ないという事である。

因みに、辺りの水田からは、ジ……………という虫の鳴き声(結構大きな音)が所々から聞こえてきていたが、あれが、ケラの鳴き声なのかなと思いたい。

最後に、ミイデラゴミムシの名の由来は、滋賀県の三井寺に放屁合戦の戯画が保管されていて、そこから来ているのではとの説があるようである。