ニホンカブラハバチ 成虫

土手沿いの種類は分からないがアブラナ科の所謂菜の花にナガメが止まっているのが目に留まり、写真を撮ろうと近づいたが逃げられてしまった。

ただ、近づいたからこそ、このハバチに目が留まった。私にしては、写真も上手く撮れた方だと思う。

触角を入れずに大きさは、7、8ミリといったところであろうか。紛らわしい種にイヌノフグリハバチが居るらしいが、ズバリこのハバチが付いていたのがアブラナ科の菜の花の葉なので、ニホンカブラハバチなのではと思いたい。

ニホンカブラハバチのカブラは、アブラナ科の蕪(カブもしくはカブラ)から来ているようである。

この成虫がいるということは、シーズンによっては、幼虫も居るに違いない。今度は、幼虫も探してみようと思う。

マクラギヤスデ  つくば市中部

仕事先で昼休みに敷地内の林を歩きながら、倒木をひっくり返したりすると、結構見れる生物である。

これがヤスデの仲間であるという事を知ったのは、つい最近である。

大きさは、2,5センチぐらい。名前は、マクラギヤスデ。確かに、体節と体節の間に隙間が見えて、線路上の枕木みたいに見える。

ところで、このマクラギヤスデを実際に見て感じる事を書いてみようと思う。

とにかく動かない。生物反応は薄い。ヤスデと分かった最近、指の腹で押してみたのだが、ぶにゅっていう触感ではなく、ガシっていった感じの鎧感が強い。

危険を察知すると隠れようとしたり、逃げようとする昆虫が殆んどの気がするが、このマクラギヤスデは動かない。脚とかも小刻みに動いている気配は伝わってこない。ちょっと、目を離した先に、移動を始めてる気配もない。

ただ、一度倒木をひっくり返した瞬間に木から外れそうになったのか、鎌首を持ち上げた格好になったマクラギヤスデが、短い脚をバタバタさせている瞬間は見たことがある。逆に、あの脚の回転スピードが有れば、結構それなりのスピードで移動できるはずなのにと思ったのも事実である。

防衛本能のない生物。進化の過程が気になる。

アオズムカデ

ちょうど10日ぐらい前に、庭掃除の際に石のブロックの下で蠢いていたところを写真に納めていた。

もう一枚。

写真は随分と拡大してあるし、そのゴツさがハッキリと写っているが、現物は思いの外小さく10センチなかったのではと思う。

当初、我家の庭に沢山居るアカムカデの一種と思い、気に留めていなかったが、最近、撮り溜めていたムカデの写真を見返していて、この写真のムカデが、アカムカデ科のムカデではなく、オオムカデ科のムカデであると気付いた。

そして、日本で当たり前に見られるオオムカデ科のムカデと言えば、トビズムカデかアオズムカデという事になり、この写真の個体は、どちらなのであろうという事である。

タイトルに、アオズムカデと使用しているが、トビズムカデの可能性も否めないことを認めておくが、私が、この写真のムカデをアオズムカデと紹介したがった理由は、以下の2点である。

✴️同節の色と頭部の色が、同色であり、しかも青っぽい。(1枚目の写真は、微妙に光の反射の関係で色が違うようにも見えるが……)

✴️他の方のアオムカデの紹介で、私の写真の個体のように、脚先の色が薄いブルーに変わっている特徴を挙げたり、実際そうした個体の写真を使いアオムカデとして紹介している記事を結構目にした。

あとは、ここからは、私の主観も大きく入るが、庭にいたこのムカデが10センチに届かないようなオオムカデ科のムカデにしては小さめに感じたこと(アオズムカデの特徴として、トビズムカデより小さめという事実がある)と、トビズムカデの同サイズは、もうちょっと若干細い身体つきをしていないかという主観を抱いている。

トビズムカデの可能性もあるアオズムカデであるが、私の庭に生息していたこともあり、今後、この形態のムカデには、再度必ず出会えると思う……庭いじりすれば、何かしらムカデに出会うみたいな環境なので、今後は、更に、このムカデの観察を続けて、各種ムカデ達との相違点を見つけていければなと思う。