オビガ(成虫)

8月の頭に家の近所の小学校の体育館で写真に撮っていた蛾の名前が、2ヶ月近く経った今、判明した。

日本固有種(?)で、科に属する種類が、この1種類しかいないオビガという蛾である事が分かった。

オビガの名の由来は、上の写真でも分かるように、前翅後翅を横に貫く形の線を帯になぞらえたのかなと思う。幼虫は、ハコネウツギやスイカズラの類に寄生するらしい。

さてさて、このオビガが、同科1種という事実を知ったときに、と言うことは、このオビガの色彩や紋様も多岐に渡るのではないかとの予測がついた。案の定、ネット上で、このオビガの画像を見ていくと、横に貫かれる線以外は、色合いも細部の紋様も様々なオビガに出会う事になった。

そして、他の科の蛾達に目を向けた時に、サイズの違いはともかく、微妙な紋様の違いで別種や亜種に区分されてる蛾の仲間達も多い気がする。

この違いって、何なんだろう?最近、こういうところが気になり始めた。😊

キベリハイヒゲナガキバガ 成虫

本年、9月12日に取っていた髭の伸び方が特徴的な蛾の種名が判明したので、投稿する事にする。写真がピンボケな事を、お許しください。

髭を除いた体長で、1センチぐらいの小さな蛾である。名前は、キベリハイヒゲナガキバガと言う。

ネット上でも、殆ど生態等の情報は出てこない。かろうじて、幼虫は、枯葉を食べているらしいというのがあったぐらいだ。

ちなみに、キベリハイヒゲナガキバガの種名を、私なりに解説すると、キベリ→縁(へり)が黄色い、ハイ→全体が灰色、ヒゲナガ→特徴的な触角、キバガ→下唇の方が牙に見えるような特徴を持った蛾達……この説明で良いんじゃないのかなと思う。

まだまだ、あまり詳しい生態の分かられてない昆虫は多い。まだまだ人類のやるべき事もいっぱいあるね。

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2021年5月22日追記

最近撮った写真の中に、キベリハイヒゲナガキバガのちゃんと写った写真があったので、アップしておく。

ヨツスジヒメシンクイ(成虫)

今からちょうど10日ほど前の9月21日に写していた微小の蛾(?)の種名が判明したので投稿することにする。撮影場所は、我家から数100メートル離れた旧道沿いの藪の中。

ヒメハマキガ亜科のこの蛾の印象は、とにかく小さい。1センチにも満たない。7ミリぐらいだったと思う。

そして、この蛾にもよく似た紛らわしい種が居るらしいが、この蛾をヨツスジヒメシンクイと断定した根拠の一つに、カナムグラというツタ直物と共生しているという事実で有る。

写真は、拡大してしまったから分かりづらいが、この極小の蛾が乗っている葉っぱが、カナムグラの葉である。

ちなみに、ヨツスジヒメシンクイのシンクイの部分の由縁は、おそらくこのカナムグラの茎の中に産卵して、幼虫が茎の中で成長するからとかでないかなと推測しているが、あくまでも今のところ、推測の域は出ていない。