ホタルガ  幼虫 成虫

昨日、近隣の人家の屋敷林みたいな場所の大きな杉(?)の幹に、ポツンと1匹だけ付いていたのを発見。

直ぐに調べて、ホタルガの幼虫ということが判明。幼虫が好む食草樹は、サカキやヒサカキ等。多分、人家の敷地の何処かに生えてるんだろうね〜。

さて、このホタルガの幼虫で注目すべきは、毒毛虫ということである。毒針が刺さるというタイプでは無く、毒液が染み出してくるみたいなタイプのようである。毒液に触れた後、数時間すると軽い(ほんと?)痒みに襲われるとのことである。

痒み(かゆみ)が、毒になるなら、蚊も毒虫だし、ノミなんかは最強の毒虫だね。

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2020年9月24日追記

ちょうど時期的にホタルガの成虫の発生の時期(2回目)なのか、数日前に同所で数匹の成虫に出くわした。

いつも思うのは、幼虫のサイズの割には、成虫が大きい印象がある。この個体も前翅長で4センチぐらいはある。

今回は、野外で改めてじっくり見る機会に恵まれたが、所々のブルーの輝きが凄く幻想的な蛾だと思う。またマドガ科の蛾らしく、飛び方も狭い範囲をゆったりと上下するように飛び、こちらも見てて飽きない。

このホタルガの幼虫の食草は、サカキやヒサカキとの事だが、辺りを見回すが目に付く範囲に、それらしき樹木は見つけられなかった。

シロスジカミキリ(つくば市中北部)

昨年のちょうど今頃撮っておいた写真を一枚投稿する。投稿のきっかけは、最近、家の近所で、ミヤマカミキリウスバカミキリと日本3大大型カミキリのうちの2種を見つけていたので、残る1種のこのシロスジカミキリの投稿もしてしまおうと思った次第である。

本来なら、私の投稿する生き物達は、私の住む家の周りで見つけたものに限定してるのだが、このシロスジカミキリも、見たことがないだけであって、私の家の近所にも生息しているだろうし……私の家の近所で見つけて、写真に収めた暁には、再度新しい写真と共にご紹介するという見通しの元、投稿させて頂いた。

フトカミキリ亜科の最大種、シロスジカミキリ。インドや東南アジア等の南方の国にも同種が生息していることから、南方系のカミキリ虫と分かる。

基本的に夜行性のカミキリで、主にクリやクヌギやコナラやブナ科の樹木に産卵し、幼虫は、成虫になるまでに長い場合4年かかるらしい。通常は、2年〜3年なのではと思われる。私見的には、ブナ科の樹木以外のシイやカシの木にも産卵してる気はする。

そして、クヌギやコナラに産卵した時には、その産卵痕や、成虫が脱出した痕から樹液が出るキッカケになるようである。カブトムシやクワガタが好きな派には、有難い昆虫なのでは無いかと思う。

一方で、クリ農家とかからすれば、栗の木に産卵し、幼虫が栗の木の内部を食害穿孔して、樹勢を弱らせ、ゆくゆくは大風の時に倒木する原因にもなるので、好まれてはないカミキリムシ。

最後に、シロスジカミキリの名前の由来は、死んだ後に筋模様が白くなるところからという記事を読んだが、この死んだシロスジカミキリを何日も目にしていた所、白色化は直ぐには進行しないようであった。

セアカヒラタゴミムシ

この昆虫も、先日の近隣の整備された雑木林への子供達とのクワガタムシ採りの際に、写真に写していた一種である。普段は、こんな虫を捕獲したりはしないが、今回は、少し落ち着いたところを写真に収めたいという希望があったため、家へ持ち帰ることに決めた。

帰りの車中、子供達から虫を入れたケースから臭い匂いがすると、笑いと共に報告を受けていたが、臭い匂いの犯人が、このセアカヒラタゴミムシであったに違いない。

セアカヒラタゴミムシは、前翅の中央が赤っぽくなるものや、前胸が赤っぽくなるものや、全身黒っぽいものとか、色彩変異には富んでいるらしい。ただ、どの写真も見る限り、脚部は、比較的薄いクリーム色みたいな個体が多い気はする。