ウスバカミキリ

昨日、仕事から帰宅後に、子供達を誘って、隣町の整備された雑木林に、カブトムシやクワガタムシを採りに出かけた。

お目当てのカブトやクワガタは、それほど採れなかったが、大きなカミキリムシが居たので、持ち帰り写真に収めてみた。

ネットで調べてみた所、ウスバカミキリという名前が判明。

ウスバカミキリの名の由来は、上翅が薄いところから来ているらしいが、色彩的には薄く見えないが、捕まえた時に気が付いたのだが、本来硬いはずの上翅がペコペコ潰れる紙みたいに脆い印象。この辺から、ウスバカミキリと名付けられているのかなと思う。

このカミキリムシの特徴としては、触角が何か粒々の微粒子をコーティングしたみたいなところが有る。また、上から見た時に、写真のように屈強な牙が見える種類は、ノコギリカミキリ亜科の特徴という事なので、今後色々なカミキリムシを捕まえた際には、注目して観察してみたい。

幼虫は、様々な樹木の中で育つようで、成虫になるまでに2年以上を要するという事で有る。

余談として、このカミキリムシを家に持ち帰る道中、車中で子供達が、虫たちが大暴れしているとの報告とともに、小さなプラケースの中からは、ガサゴソ、ガサゴソと凄い音が聞こえてきていた。と同時に、虫達の脚が、どんどんもぎれてるとの報告も受けていた。この脚を食いちぎっていた犯人が、ウスバカミキリであり、とても凶暴なカミキリムシとも言えるのではないだろうか。

スジコガネ

昨日、近所の里山を散歩中に見つけた。

第一印象は、とにかく金属光沢が目立っていた事と、雄の特徴である触角のフサフサと、上翅に明白な筋が見えた事である。

家に帰って調べたところ、スジコガネと断定した。微妙に大きいサイズで、オオスジコガネという種類も居るらしいが、現段階では、どちらでも構わない。

習性としては、卵から成虫までに3年かかるらしい。成虫の食べる物は、針葉樹の葉っぱ。ゆえに、杉や檜の造林地では、時に大量発生した時に害虫として扱われるコガネムシの種類。

近隣の針葉樹の造林地が、ソーラー発電を筆頭に、どんどん伐採開発されていく昨今、少しづつ減少して行く運命のコガネムシなのかな。

ヒメホソアシナガバチ

本日午前中、前から目を付けていた近隣の森林に踏み入って、見つけた昆虫や植物の写真を片っ端から撮ってみた。

野生のヤブランが有ったので、写真に収める。ヤブランが、綺麗に写るように、周りのドクダミを取り除いたりして、まぁ満足の行くヤブランの写真が撮れたと思う。家で、その写真を見返していて、あるものが偶然写っているの気が付いた。

かなり大きな蜂の巣である。蜂の羽音もしなかったし、全く気が付かなかった。ヤブランの周りの草の整理をしている時に、よく刺されないで済んだなと、幸運に感謝した。

蜂の巣のところをアップにしたものが以下の写真。

ヒメホソアシナガバチのようである。このヒメホソアシナガバチは、あまり人目に付かないようなところに生息するアシナガバチらしく、都道府県別のレッドデータでは、絶滅危惧Ⅱ類や準絶滅危惧種に指定している県もある。

近くで、この蜂が1匹だけ飛んでいるのは気が付いていたけど、知らないだけで、こんなニアミスをしていたとは…。刺されないで、本当に良かった。