セアカヒラタゴミムシ

昨日の晩に、久し振りに庭の生き物を観察しようと庭に出たところ、いつも極小の陸生貝が付いているブロックをひっくり返してみたところ、大きさ2センチぐらいのこの昆虫を発見。

いつもの様に、ネットで調べていくうちに、セアカヒラタゴミムシという種に行き着く。多分、間違い無いと思う。

食性は、蛾の幼虫含む昆虫の幼虫やナメクジ等も捕食するようである。秋に誕生した個体が越冬をし、翌年の秋には死んでしまうらしい。

ヒメヒゲナガカミキリ

数日前に、テラスに見慣れないカミキリムシが居たので、写真に収める。

このカミキリの第一印象は、カミキリとしては小さめ。触覚が凄く長いように感じるであった。

この印象を基にネットで調べていた結果、ヒメヒゲナガカミキリという事が分かった。

このヒメヒゲナガカミキリは、地域によって、模様に地域差があるようで、私が住む関東地方のものは、小さなつぶつぶ模様のところが黄色味がかっていると紹介している記事に幾つか出くわしたが、茨城県南部の我家の庭に居たものは、白いふうに見えた。

このヒメヒゲナガカミキリの習性や特徴は、広葉樹全般に寄ってくるぐらいの情報しか出てこないで、思いの外ネット上に現れず、このカミキリが、頻繁に人の目に付くカミキリではない事を暗示しているのかなとも類推したい気がする。

こういうカミキリこそ、各地の市民の観察によって、特徴や習性が解明されていく必要のある昆虫のひとつなんだろう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021年5月25日追記

数日前に我家の外灯下で再び見かけた。上の投稿の個体が斑のところが黄色がかっていないと記述しているが、今回の個体は確実に黄色味を帯びていた。

アオドウガネ

ちょうど1年前の今頃、庭の芝生の中の雑草を抜いていた時に、芝生の中から、こいつが這い出て来た。

前々から、芝の中に居る幼虫の正体が知りたかった私としては、こんなラッキーな事はなかった。我が家の芝生の中に棲息しているコガネムシの幼虫が何種類居るかは分からないが、少なくともその一種は、このアオドウガネで間違いないと思う。

アオドウガネと断定した理由は、鞘翅からはみ出している長毛の毛束が見て取れるからである。この特徴は、本種アオドウガネと近似種のドウガネブイブイの特徴であるが、ドウガネブイブイの方が、体色が緑というよりはもっと銅色をしている様に思われる。ドウガネブイブイの実物を見た事が無いが、燻んだ5円玉みたいな色合いの写真で、紹介されているものを目にする。

ちなみに、このアオドウガネは、元来は暖かい地域(本州中西部や九州や四国や南西諸島)だけで見られていた様だが、近年は関東でも普通に見られる種になって来ているらしい。南の宮古島では、主要作物のサトウキビの根をアオドウガネの幼虫が食し枯死させてしまうケースがよくあるらしく、誘引トラップ等による対策が取られているとの事である。