タイコウチ

本日、我が家の周りに生息する昆虫として、紹介したいのは、タイコウチ(太鼓打…英名 Water Scorpion )。

タイコウチの名前の所以は、この昆虫を陸上の平らな所とかに置いた時に、逃げようとして、大きな前脚を動かす時の動かし方が、太鼓を打ってるみたいに見える所から、来ているらしい。私は、まだ見たことないので、らしいという表現にしておく。

今回、このタイコウチという昆虫を調べて分かった興味深かった事に、タイコウチは、カメムシの仲間だという事がある。日本では、タガメに次ぐ2番目に大きなカメムシ類になるようである。

因みに、この昆虫が、水生昆虫であり、主に水中で暮らしている生物だという事を知らない人達も居るのであろうか?皆、知ってるであろうとの前提で、このタイコウチの習性の説明は割愛する事にする。

写真は、昨年の8月に近所の小川で見つけたタイコウチを写したものである。

ハグロトンボ

昨日の夕方、近くの川にカワトンボの幼虫を見つける目的で、散歩がてら、子供と出かけた。

川岸の草の根元を、網でガサガサするが思いの外、カワトンボの幼虫が捕まらない。少し前までは、水際に沈んだ草の根元には、ウザるほど居たんだけど…

もう、既にトンボになちゃったのかな〜とも思い、周囲を散策してると、1匹だけ目に付いた。

ハグロトンボのオス。メスには、この写真の個体のような身体の青緑の光沢感が無いらしい。オスは、縄張りを持つらしく、この写真のように、草に止まり、ここは自分の領域・領空だと誇示しているとのことである。

続いては、幼虫の写真。幼虫の方は、1年から2年間、水中の草の根元等にしがみ付いて生活してるらしい。写真の尻尾の方に見える二股に分かれた物は、尾鰓とい器官で、水中の酸素を取り込む補助器官の役目を果たしているとのことである。写真の2匹とも、二股にしか分かれていないが、一本は欠損してしまったのであろう。そして、尾鰓は、欠損してしまっても、幼虫の水中での呼吸には支障は無いとのことである。

下の写真は、尾鰓が3本健在な幼虫の写真。

ベニスズメ 幼虫 成虫

これまた、我家の庭で見つけたスズメガの幼虫である。写真の方は、昨年の7月16日と記録されている。

スマホで調べたところ、割と簡単にベニスズメという名前が判明。好む食草は、オオマツヨイグサとホウセンカとなっていたけど、我家の庭には、自生してくるマツヨイグサ系は、有るね。

我家に生えてるマツヨイグサが、オオマツヨイグサなのか、小型のマツヨイグサなのか、それとも両方なのかは、まだ真剣に観察したことは無いけど、このブログを書いているちょうど今の時期も、這性の小型のマツヨイグサが、薄暮れと共に、その少し蛍光色がかったレモンイエローの花を目立たせ、私の心を癒してくれている。

さて、このベニスズメは、成虫の蛾になった暁には、ピンクの混ざった優しく美しい色彩の蛾になるようである。是非、成虫にも出会ってみたくなった。

上の写真を見ると、幼虫の時に既に、ベニスズメの名前の所以と言える紅色というかピンク色の色素を幼虫に見出すことが出来る。


以下は、2019年7月22日追記

成虫になった蛾に出会いたいという願いは、昨日叶った。玄関先のモミジの木に休んでいた派手な色彩の蛾を発見。流石に、少しづつ蛾に詳しくなってきているのか、スズメガの仲間で、ベニスズメという種類だということが直ぐに分かった。

抹茶色と鮮やかなピンクのコントラストは、思ったよりビビッドで美しい印象を、私の脳裏に残してくれた。

一応、写真に収めたが、風で揺れる葉に掴まるベニスズメを鮮明に写すことは出来なかった。酷い写真ですみません。