カシワマイマイ

昨晩、ゴミ捨てついでに、持ち歩いていた懐中電灯で、我家の庭木の一つを照らしたところ、あまりの勢いでムシャムシャ葉や花穂を喰いまくってる生物を発見。

見上げながら、直ぐに、夜空に浮かぶ見覚えあるシルエットは、カシワマイマイなんじゃないかと予想する。そして、捕まえて、写真に収めてみた。ちなみに、この幼虫が食い荒らしていた木は、シャグバーク(shag bark)かシェルバーク(shell bark)か、どちらかは分からないが、私が、ナッツから育てた北米産のクルミの仲間の木だった。

さて、このカシワマイマイは、時に大発生し、森林を食い荒らしてしまい害虫として、捉えられている事実や歴史がある。ただ、面白いのは、大量発生したこの蛾の幼虫も、成長して蛾になる前に、今度は一転、突然、一斉に死んでしまう事が起きる事があるらしい。原因は、カシワマイマイ核多角体病ウイルスというものに感染したり、カビ菌の一種で全滅してしまうらしい。

こんな事実を、キリスト教を熱心に布教してる知り合いやお友達に教えたら、神の仕業ですと格好の説法の材料に使われそうだね。

冷静に考えて、常に、このウイルスは存在していて、幼虫が大量発生してる分だけ、大量死が目に付いてるようにも考えたいが、この辺りの研究も、森林や果樹園の保護のためにも、そして、むやみな農薬散布の軽減に繋がるなら、もっともっと発展して行って欲しいな。

これからの子供達よ、理科の授業や生物の授業に興味を抱き、世の中の役に立つ研究をして行ってくださいという願いで、この投稿を締めるとする。

上の写真は、昨年の同時期に昼間に写したカシワマイマイの幼虫である。

オオゲジ

数日前の夜に、タライで育ててるアカガエルのオタマジャクシでも見て、一息つこうかと庭に出た際に、壁にかなり大きなゲジゲジを発見。10センチはゆうに超えてそうなサイズ。同じ庭で、小型のゲジゲジもよく見ている私には、かなり大きく感じた。

直ぐに、ゲジゲジの事を調べると、日本には、2種類しか居ないと書いてる記事に出くわす。ネット情報なので、鵜呑みにせず、もう少し調べていると、日本分類学連合という団体のウェブサイトでも、既知種数 2と書いてあり、日本には本当に2種類しか居ないのであろうと納得する。

今回、写真に収めたのは、小型のゲジと命名されてる方ではなく、背中のコブ状の突起の形態やサイズから判断して、オオゲジと分類されているもの方のようだ。

因みに、ゲジの方は全国区で生息しているようだが、オオゲジの方は、関東以南と書いてある記事も、ネット上で見つけた。ちょっと南方系なの?南方の国のゲジゲジとの類似性が知りたくもなった。

因みに、このゲジゲジというのは、ゴキブリ等生きてる虫(害虫)を何でも食べてくれる益虫と説いてる人達が多い。私も、大方、その見解が好きだけど、ゲジゲジ達が、人間にとって害虫と思える虫だけを選別して食べてるとは思えない。(笑)

ただ、実際の捕食する虫の好みや、どういう環境で捕食しているかや、どれぐらいの量の虫を捕食するか等のデータが、もっともっと出回れば、ゲジやオオゲジと上手く付き合う事によって、安易な殺虫剤の散布とかを減らしたり出来るのではないのかな。

因みに、写真に収めた我家のオオゲジ1号。その大きさと素早さ(オオゲジの敏捷性を見てないけど、小型のゲジは、かなりのスプリンターです)から、我家の虫達の生態系の頂点に君臨してそうなオオゲジ。

さて、写真に収めた個体の足の数を、画像上で気まぐれに数えてみた。本来、片側に15本の足が有るはずだが、写真の下の方の側は、13本しか無い。しかも、逃げる際に失ったのか体の後方の2本が無い。

最強の捕食者のイメージで捉えていたけど、更に、上をいく両生類や爬虫類や哺乳類の生き物に追われる一面も垣間見えた。このオオゲジ1号にも、ドラマがあるんだね。

シャチホコガ(幼虫)

我家の庭で、この奇妙な蛾の幼虫を発見したのは、去年の7月の事だった。ゆえに、約一年経ての投稿となる。

この奇妙な虫を実際に見たのは初めてだった気がするが、これまでの人生を生きてきた知識で、シャチホコガと呼ばれる蛾の幼虫なんだろうなという事は想像が付いていた。

名古屋城とかの天守閣の屋根の両端に乗っかってるシャチホコに似ている事からシャチホコガという名前が由来しているんだろうという事は、容易に想像が付くけど、シャチホコというものを知らない人も居るかなと思い書いてみた。

ところで、この写真に写ってるような体勢は、この蛾の幼虫がビックリしてる状態の時なのかな。だって、こんなに仰け反っていたら、葉っぱが食べられないと思った。案の上、葉っぱを食べる時は、上半身の方は、もっと真っ直ぐに伸びる事が、他の方の画像とかを拝見してるうちに分かった。

胸部から、とても長い手足が伸びているのも、他の蛾の幼虫とは随分違う気がする。

好む食餌樹は、クヌギ、ハンノキ、ウメ、サクラ、ケヤキ、カエデ等、幅広いとのことである。ちなみに、我家で見つけたシャチホコガが居た木は、結構大きく育った京の秋というモミジの園芸品種だったね。