クロヘリキバガ Mesophleps albilinella (Park, 1990)

数日前に我家の外灯下に来ていた小さな蛾の一つである。

大きさは、もはや正直に思いさせないのだが、ネット上から拾えるこの蛾の平均サイズだと,体長7ミリぐらいの蛾だったらしい。小さい蛾だったんだなぁと思う。ちなみに,この蛾の左下方に映る丸い物体は、鹿沼土の小粒サイズの一粒である。

さて、種名は、クロヘリキバガらしい。

この蛾の生息分布に関しては、国内は、本州とのみ紹介しているサイトや北海道から南西諸島までと紹介しているサイトと様々だったが、この学名で海外の生息分布を当たった時に,韓国やフィリピンやタイやバングラデシュの辺りからの報告がある事を知った。

ネット上には、思いの外情報の上がっていない種だとも学んだ。幼虫の食草に関する情報も見つけられなかった。

トビイロセスジハネカクシ? Anotylus vicinus (Sharp, 1874)

数日前に我家の外灯下に来ていたハネカクシの一種である。

よく動き回っていたが、とにかく小さい印象が残った。

大きさは、触角の長さを入れないで、3ミリぐらい。

種名は、断定できないが、セスジハネカクシ亜科に属するハネカクシなのは確実であり,その中ではネット上の写真や情報から、トビイロセスジハネカクシという種が似ているのではと思った次第である。

生息分布の方は、国内は、北海道から奄美群島まで生息しているようである。海外の生息分布は、見つける事が出来なかった。

クモガタケシカミキリ Exocentrus fasciolatus (Bates, 1873)

先程、我家の外灯下に来ていた極小のカミキリである。

最初、地面を足速に動く極小の甲虫が目に止まったが、真っ先に認識した特徴が、長い触角だった。一瞬、ヒゲナガハムシの仲間かカミキリムシの仲間か迷ったが、カメラのレンズ越しに見える姿は、カミキリムシのように見える。

大きさは、体長で3.5ミリぐらいしかない。

種名は、あっさりとクモガタケシカミキリと判明。

各種広葉樹の枯れ枝内で育ち上がって来るとの事である。

本種が所属するのは、フトカミキリ亜科のアラゲケシカミキリ族であるが、確かに上の画像の個体をよく見ると,触角や上翔の側面にしっかりとした短い毛が生えているのが見て取れる。

生息分布の方は、国内は北海道から種子島辺りまで。海外の生息分布の方は、韓国からの生息報告があるようである。