イッスンムカデ、トビズムカデといった具合にムカデの投稿が続いているので、もう1種類、ムカデの投稿をしてみようと思う。
一つ前のトビズムカデと同じ切り株にいたのだが、発見撮影は、数分、こちらのセスジアカムカデの方が早い。
セスジアカムカデの名前の由来は、アカムカデの仲間で、背中に縦に連なる窪みが見て取れるところから来ているらしい。1枚目の写真だと分かりづらいが、2枚目の写真だと、2本の窪みというか筋が結構見て取れる気がする。
もう1枚、別の日に撮った写真を以下に投稿する。
写真だとサイズ感が伝わらないと思うが、大きさは7センチ内外。そして、今の時期は、この7センチ前後の同サイズばかりで、様々なサイズが入り乱れて混生している場面を見た印象は殆ど記憶にない。
そして、この7センチぐらいが、このムカデのマックスサイズであり、比較的市街地の人家周りで見かけるトビズムカデとの相違点は、脚の太さである気がする。オオムカデ目オオムカデ科に属するトビズムカデの仲間達は、脚がもっと太く若干短く見える。特に最後尾の尾節とそのひとつ手前の胴節から出る脚は形状が大きく違うように見える。
さて、このセスジアカムカデ………林内の倒木下等で頻繁に出会う種であるが、オオムカデ目オオムカデ科のトビズムカデの仲間達が備えているような噛んで攻撃してきた時の毒の強さは、持っているのであろうか?
オオムカデ目オオムカデ科のムカデ達が強力な毒成分を持っていて、今回のセスジアカムカデのようなオオムカデ目アカムカデ科に属する中型の種類には、毒は無いとか、噛まれても対して毒の影響は無い等の様々な記事を目にした。高校生の時に、就寝中に、トビズムカデに噛まれて、痛みで飛び起きた経験がある身としては、この辺のムカデの種類によっての毒の強さには、とても関心がある。
余談だが、そのトビズムカデに噛まれた時のことを思い出すと、就寝中に足の甲にズキッというかなりの激痛が走り、過去に何故かムカデに噛まれたことはないのに、犯人はムカデだろうと思った。布団をめくると、案の定、大きなトビズムカデが居た。私がムカデと対峙するのに使った武器は思い出せないが、とにかく、その場で徹底的に息の根を止め、生き返らないように密閉できる容器に水を張り、その中に沈めたのを覚えている。ムカデに噛まれた瞬間の激痛は忘れられないが、その直後にムカデと対峙処理し、ひと段落すると、また眠りに就ける程度の痛みなのかもしれないが、就寝中で意識が弱いはずの状況下でのあの激痛は、目覚めてる時だと痛み倍増かと想像するとゾッとする。