ミドリカミキリ

先日の週末、暑い日差しの中、庭いじりに没頭していると、テラスで洗濯物を干していた妻の悲鳴が。

何事と思い近づくと、テラスに隣接するジューンベリーの木に、何やらうごめく物体を見つけ、ビックリした模様。

よくある事なので、今回は、どんな毛虫にでも遭遇したんだろうと、うごめく物体に目を凝らすと、そこに居たのは、こんな奴だった。

私の記憶では、初めて見るカミキリムシの気がする。とても、緑の金属光沢の美しいカミキリムシ。

幼虫は、クヌギやコナラの間伐材やシイタケのホダ木の中で育ち、成虫は、栗の花やノリウツギやウツギの花に集まるらしい。

我が家には、管理悪く朽木に近いシイタケのホダ木が数本転がってるし、周りのお家には、薪ストーブ用の間伐材が山積みにになってる家もある。また、ウツギ類は無いけれど、我家の庭には、数年前に植えた栗の品種が、急成長して、ちょうど沢山の花を咲かせている。

このカミキリが生息できる環境は、我家の周りには、結構存在してるね。

透明のプラスチックの容器に入れて撮った写真が、少しくすんでる様に思えたので、このカミキリ虫の光沢の美しさを直撮りしようと、外に出したら、数秒で、10メートル以上上空に舞い飛び視界から消えて行った。

また、その美しい光沢を見せに現れて欲しいな。

セスジヒトリ

毎年、庭の手入れの際に、この毛虫には絶対出くわす。そして、我家の庭には、かなりの数が棲息している模様。

地元育ちで、虫嫌いの妻も、ババ毛虫と愛着を持って呼んでいる事を考慮材料にも入れると、我家周辺の地域には、昔から結構馴染みの深い毛虫なのかな。

そして、今年は、とうとうこの毛虫の正確な名前を突き止めてみることにしてみた。灯取り蛾の一種のセスジヒトリの幼虫だと思うんだけど、想像以上に、ネット上の情報が少ない。

この理由には、棲息地域に偏りがあり、どの地域でも馴染み深い毛虫というわけでは無い可能性も視野に入れたい。

我家で見つかるこの幼虫の特性を以下に書いておきます。

● 捕まえると、丸くなって死んだふりをする。

● 草丈の高くない草類に付いていることが多く、木の高い所とかに這い上って生活してる気はしない。

● 昼間は目立たないけど、夜は庭の芝の上とかを、移動している現場に出くわす事がたまにある。夜行性なのかな。

ヒメヤママユ 幼虫 成虫

ちょうど1ヶ月ぐらい前に、我が家の庭手入れの際に、写真に収めていた毛虫の名前が判明したので、アップする。

ヒメヤママユというらしい。

写真に収めた時は、とても小さな毛虫に見えたけど、成虫になると、10センチ前後の結構大きな蛾になるようである。

どうも、このヤママユガ科の種類は、大型の蛾になるものが多いようであるが、その成虫のフォルム(形)と文様(デザイン)は、人間の美的感覚に通じるものが有ると感じるのは、私だけだろうか?

また、ヤママユガ科というぐらいだから、蛹の繭は、生糸の原料(ワイルド・シルク)になるんじゃないのかな。

でも、もはや生糸って何って言う時代になったよね。

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2020年11月8日追記

我家の庭では、毎年、ヒメヤママユの幼虫(大抵1匹)に出くわすが、成虫には出会った事がなかった。

しかし、今年、とうとう成虫との遭遇を果たす事ができた。以下の写真の撮影場所は、我家の外灯下。この写真の個体は、先週水曜日木曜日(11/4、11/5 )の二日間、我家の外灯下に現れた。

大きさは、開帳で9センチぐらいのとても大きな蛾であった。文句なしに、今年、我家の外灯下に現れた最大級の蛾である。

と同時に、このヒメヤママユの成虫と今まで出会わなかった理由も自然と理解出来た。

この蛾の成虫が出現するのが晩秋とのことだが、こんな寒空の下、外灯に集まる虫チェックなんかこれまで当然した事が無かったからである。

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2021年4月5日追記

過去の写真の中で、ヒメヤママユの終齢に近いと思われる幼虫の写真を見つけたので、投稿しておく。

撮影年月日は、2020年5月23日。付いているのは、楓の仲間だと思う。自宅庭で撮影。