よくお昼の散歩をする雑木林内で、最近、細茎に小さな小花を散らつかせる以下の植物が目に付き始めた。
花姿や葉の形からハギの一種であることは分かるが、調べたところ、ヌスビトハギかその変種のヤブハギの可能性が高い事が分かった。
ヌスビトハギとヤブハギの違いは、ヤブハギは、あまり分岐せずに、葉も茎の下部の方にしか付かないとのことである。一方のヌスビトハギの方は、分岐が多く葉も沢山付き、こんもりとした姿になるとのことである。また、ヌスビトハギの方が、茎の下部の方が木質化する傾向があるとのことである。
また、秋に熟す小節果(種)も、2種に色合いの違いがあるようである。
こうした上記の条件を照らし合わせたところ、上の写真の個体は、ヤブハギなのかなと私は考えた。茎の下部に葉が集まっているし、茎の下部が木質化するほど大きく育つ印象や記憶はない。
また、種に関しては、毎年晩秋にこの雑木林内に踏み入ると、足元に無数の種が付着してくるのだが、ヌスビトハギの種のような紫がかった色合いはなく、単色の茶色の思い出ばかりである。
ただ、人の記憶には思い込みも多く発生するので、今年の秋には熟した種の色合いや形状も、ちゃんと確認してみようと思う。
そして、もしヤブハギと思っている本種がヌスビトハギである事が判明したら、この投稿も訂正しようと思う。