マツバウンラン

最近まで、この植物が身近に生えている事に気が付いていなかった。

10年ちょっと同じ場所の景色を仕事で見てきているが、4月の今時分の景色の中に、この植物が茎を長く伸ばし紫の小花を咲かせているのに全然気が付いていなかった。

名前は、直ぐにマツバウンランと分かり、1941年に京都市で初報告されているアメリカ原産の帰化植物という事も分かった。

そして、意識して野山を見ると、疎らに所々で生えている事に気がついた。この植物の特徴は、葉というものが地面にへばり付く根生葉が殆ど全てで、後は長めの茎を伸ばし、その先にチラホラと紫の小花を咲かせている感じで爽やかな雰囲気もある。そして、立ち上がる茎は芯がしっかりしているのか、グニャグニャと暴れたりはしない。

ここで、我が家の庭にも取り入れてみようと思った。意外と見た目を楽しませてくれるスッキリした空間が作れそうな予感がする。

土中に栄養があると、上のような大株にも育つようである。

少し、この植物と庭で共存してみようと思う。