ノチドメ

昔から存在は知っていたが、ここに来て、以下の植物の名前を調べてみた。

調べてみたところ、ノチドメが妥当であろうと思った。

似た種にチドメグサやオオチドメがあるが、その2種は葉の切れ込みが本種よりも目立たないようである。

ちなみに、近隣で、このノチドメを見かける場所は、いつも湿った場所である。

クロスジヒメアツバ 成虫

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた蛾である。

大きさは、前翅長8ミリぐらい。

一瞬、ツトガ科の蛾の形に似ていると感じたが、ここ数年の生物観察の成果で、凄い小さなヤガ科の蛾であろうとの予測が立った。

案の定、ヤガ科ミジンアツバ亜科のクロスジヒメアツバに落ち着いた。

幼虫の食草は、ソラマメの根との情報もあった……一応、情報として載せておく。

ちなみに、この蛾は、ヨーロッパやオーストラリアにも居るらしい。世界広範囲に拡がっている事実を考えると、誕生からの古い歴史を感じさせてくれる蛾であろう。 

私が写真に撮った個体は、色が薄めであるが、ネット上に出てくるクロスジヒメアツバの写真は、濃い色目の個体が多い。

最近、急に冷え込んで来たが、冬に向かう気温の低下の中で、昆虫達との遭遇もめっきり減ったが、そんな季節に出会えた蛾であった。ちなみに、同じ日に見かけた蛾には、マエアカスカシノメイガがいた。

オオブタクサ (クワモドキ)

この外来植物を見た事があるかは別にして、その名前は、花粉症の原因植物として知っている人が多いはずである。

近隣近所でも、実際所々に生えている。

そして、ここがポイントだが、かなり土中の湿度が高い場所にしか生育していない気がする。例えば、時々水に浸かる小川の土手とか、用水路の中の土溜まりとかである。大きな河川の河川敷では、結構な大群落を形成しているのも見た事がある。

ただ、1年草という事もあり、近隣近所では、それほど蔓延っている印象は受けない。

しかし、まさに3メートルぐらいの高さにまで成長する個体が多く、圧倒感があり、里山の統一感的には、あまり好きじゃない。

一応、日本での初確認は、1952年と言われている。生態系被害防止対策種としての位置付けは、重点対策種のランクになる。緊急対策種や特定外来生物には指定されていない(昔は知らない)が、近所での拡がりを見ると、頷ける気はする。

ただ、水路で魚取り等をする際には、ザラザラした葉が痛いし、茎が太くて大きくて邪魔でしょうがない。

同じような外来植物で近所の至る所に蔓延っているセイタカアワダチソウ(重点対策種)とは違って、本種は一年草という事で、徹底的な根の駆除が必要無さそうなので、かなり湿った場所にしか生えていない事実も考え合わせると、一本一本抜きとっていけば、結構減らせそうな気はする。もちろん、休眠している種との格闘も始まるだろうが……。

しかし、いかんせん、生態系被害防止対策種について、しっかりした知識を持っている市民や指導者達等居ないのが現実である。

自分は全然ヘッチャラであるが、花粉症の原因になっているとの入りだと、もっと市民も注目するのであろうか。