ヒロヘリアオイラガ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた。

遠目からも随分と大きくズングリした蛾がいるなと気が付くほどであった。前翅長で15ミリ弱ぐらいあったと思う。

一見、本年も我家の外灯下で数回出会って来ているクロシタアオイラガの個体的に大きい個性のものかと考えたが、翅を拡げた止まり方や、脚の太さや、クロシタアオイラガよりも長さ的に2倍、質量的に5倍ぐらいのサイズの違いから、別種の路線を調べ始めたら、ヒロヘリアオイラガの成虫である事が分かった。

ヒロヘリアオイラガの成虫とは初めての遭遇であったが、写真を見比べていて、サイズ的雰囲気以外に、クロシタアオイラガの成虫との明らかな相違点が掴めたのだが、それは、背中中央の茶色い紋様である。ヒロヘリアオイラガにはあって、クロシタアオイラガには無いのが分かった。

そして、確かにクロシタアオイラガよりは、ヘリ(縁)の幅が少し広い気はする。また、見たことはないが、アオイラガという種よりは、全然ヘリ幅が太い気がする。この辺りが、ヒロヘリアオイラガの名の所以なのかなと感じた。

ちなみに、話は少し脱線するが、この外来帰化種であるヒロヘリアオイラガの天敵と言われるこれまた外来帰化種のヨコヅナサシガメを、今年は近隣の多くの場所で見かけるようになった。昨年は、こんなにヨコヅナサシガメは居なかったように思うのだが………。

ヨツボシワシグモ

6月の頭に近隣で写真に撮っていたクモの名前が判明したので、投稿してみる事にする。

大きさは、案外大きく、体長1センチぐらいあったと思う。ハエトリグモの仲間とは違う、とにかく、スマートに長めのシルエットが、記憶に刻まれたクモであった。

そして、先ほど、ネット上で偶然、この蜘蛛と同じ写真を見つける事になり、種名がヨツボシワシグモと分かった次第である。

低木や草の葉上を徘徊して、獲物を捕らえる蜘蛛のようである。

ハネナシコロギス

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫である。

薄く半透明な色合いや翅が無いところから、何かのキリギリスやコオロギの仲間の脱皮したての幼体だと思っていた。大きさは、17ミリぐらいで、意外と大きかった記憶がある。

ただ、先ほど、偶然、ネット上で、この写真の個体と同じような写真に出くわしてしまった。そして、そこには、ハネナシコロギスという種名で、生態の紹介があった。

ブナ科の広葉樹の林床なんかに生息しているようで、昼間は、草を綴ったものの中に隠れていて、夜に這い出して来て小昆虫を捕食したりと活動するとのことである。

この手のバッタの仲間には、随分と出会った気でいたが、まだまだ未知の種に我家の庭で会えるとは……身近な自然の豊かさに感謝である。