アズキノメイガ 成虫 2

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長で15ミリぐらいだったのかなぁ。もう記憶が朧げである。

薄黒い色合いの蛾といった特徴はあるが、いまいち紋様がぼやけ気味で、種の特定を諦めかけていたが、とうとうこの写真の蛾の持つ大きな特徴に気がつくことができた。

それは、中脚の基節(?)に見える盾のような細長い部分である。これは、大きな特徴である。因みに、雄のみの特徴との事である。

この特徴を頼りにネット検索すると、アズキノメイガ(旧名フキノメイガ)という種が浮上し、まさに私の撮った写真と同じ蛾の写真が多数ヒットして来た。

これまでも、この写真は数回見ていたが、気がつく事が出来なかった。きっとアスペルガー症候群の度合いが強い人達だと、この異和を過集中という特性で一瞬で見破ってしまえたんだと想像する。

さて、幼虫の食草は、キク科のフキやオナモミ……ナス科やマメ科の野菜。それらの茎を芯食いする形で食害するようである。

ところで、仕事柄、アスペルガー症候群の人達とは出会うことが多いというか、(高学歴や優秀な成績を残せる人達の大半はアスペルガーの要素を持っていると感じる)、仕事のお客さんという関係だと、想像を絶するオカルトチックなストレスを感じる(感じた)時もあるが、こうした人達の能力が無かったら、人類の進歩って、もっと遅かったよなと感じるのも確かである。 

アカボシゴマダラ 春型

少し前に、我家の庭で、見た事のない大型の蝶が飛んでいるのを見かけて、急いで網を持って来て…捕まえた事があった。

しかし、突然、家の中から呼ぶ声がして、室内に入ったのだが、用事を済ませて、再び、捕まえたその蝶の元に戻った時、網の中には、その蝶は居なかった。地面との間の狭い隙間から逃げてしまったものと考えられる。

しかし、この前の土曜日に、ふと出かけた近隣の場所で、低木に翅を広げて止まる同じ蝶を発見。恐る恐る近付き写真に撮ろうと試みた。近付くと翅を閉じられる……少し待つとまた開く……近付くと閉じられるの繰り返しで、翅を閉じた瞬間しか写真に撮れなかったが、以下がその時に撮った写真である。

そして、帰宅後に、期待に胸を膨らませて調べ始めたら、私的にはお馴染みの外来種のアカボシゴマダラの春型と分かった。

少し落胆したのと同時に、アカボシゴマダラの春型は、アカボシゴマダラ夏型と随分印象が違うなとの新知識を得れた事を前向きに捉えて、一件落着にした。

しかし、このアカボシゴマダラの春型というものは、種名にあるアカボシ(赤星)の要素がなく、一般的なアカボシゴマダラのイメージとは違うんだという学びをもたらしてくれた。黄色い長い嘴も、この蝶の特徴のようである。

ウスオビキノメイガ? 成虫

ここのところ、我家の外灯下で見かける蛾である。

ツトガ科ノメイガ亜科の蛾である事は、直ぐに分かるが、今回のこの蛾達の共通の特徴としては……

○この手のノメイガにしては、大きいとは言えない。

◯色合いが黄色って言うより白っぽい。

◯内横線や外横線が、どの個体もハッキリ見えない。(特に内横線)

以上のような特徴と、ネット上の画像も参考にすると、ウスオビキノメイガが臭いなと思うのだが、正しいのであろうか?ただ、内横線や外横線が見え難いのは、種名のウスオビの箇所が言い当てている気はする。

前振りが長くなったが、写真を以下に。

大きさは、開張でマックス3センチぐらいになるとの事だが、我家の外灯に集まってくる個体群は、そこまで行かず、少し小さめの印象が残る。

幼虫の食草は、知られていないとのことだが、結構な個体数が我家の外灯下を訪れている事実からも、ゆくゆくは突き止めれそうな気もしないではないのではないだろうか。