ビロードツリアブ

最近、近隣でこの嘴の異常に長いアブが飛んでいる(ホバリングしている)のには気が付いていた。

ただ、近寄れば逃げるし、相手はなかなか飛ぶのをやめて休息しないし、私の写真の技術では、撮るのを諦めていた。

しかし、運の良いことに、本日、偶然菜の花に纏わりつきながらお亡くなりになった個体を見つけた。

地上に降ろして写真に撮ってみた。

名前は、直ぐにビロードツリアブと判明。とにかく、飛んでいる時から、嘴の長さは目立っている。大きさは、嘴を入れないで、1センチぐらいではないだろうか。

成虫は、各種花の蜜を吸汁し、幼虫は、土中で生活するヒメハナバチ科の幼虫に寄生するようである。

ヒゲナガルリマルノミハムシ

最近の投稿の確認作業の中で、昨年の今頃撮っていた写真を見返していたら、未投稿の写真であり、尚且つ投稿出来そうな写真を見つけたので、投稿してみる。

 一応、撮影年月日は、昨年の4月半ば過ぎ。撮影場所は近隣のよく散歩する田園地帯。

この辺りとういか近隣の自然下では、2月の終わり頃から、コガタルリハムシという種を嫌でも見かけるが、この4月半ば過ぎには、彼らの交尾産卵活動もひと段落しているのか、数を減らしていく。

そんなタイミングに、コガタルリハムシと別種と気付いて、上の写真を撮ったのかは記憶が定かではないが、今、写真を見返すと、コガタルリハムシとの違いに直ぐに気が付く。

それは、後脚の腿節の太さである。ここが太いのは、逃げる際にピョンと跳んで逃げるという能力の源を意味している。という事で、ノミハムシ亜科のハムシだと絞れる。

そして、ノミハムシ亜科を当たると、ルリマルノミハムシが有力候補に挙がった。しかし、ネット上のルリマルノミハムシの写真は、どれも、触角が随分と短めである。すると、触覚が長めのヒゲナガルリマルノミハムシが妥当かと思うに至った。

さて、このヒゲナガルリマルノミハムシハムシの食草は、オオバコやムラサキシキブとの事である。このヒゲナガルリマルノミハムシと思われる甲虫がいた一画は、確かに地面にはオオバコは当たり前に生えている場所である。

大きさは、写真に一緒に写っている植物から類推できそうだが、5ミリ程度だったんだろうなと朧げに思う。

この近辺では、コガタルリハムシアカバナトビハムシといった似たような色合いのハムシが生息していたり、最近近場では、バラルリツツハムシと思しき同じようなハムシに出会った。

実際のところ、一般の人には、どれも同じ種に見えるかもしれない。もしくは、そうした虫達が、視界にも入っていない人達も多いのではと思う。

クワハムシ

ちょっと調べたい事があって、昨年の同じ時期の写真を見返していたら、未投稿の写真を見つけたので、この機会に投稿してみる。一応、写真の撮影年月日は、昨年の4月28日となっている。

ほぼ1年前を思い出してみるのだが、このハムシは、ハムシにしては大きかったのをはっきりと覚えている。

よく知られているクワハムシの特徴として、体長6ミリぐらいとの記載が多いが、どうみても余裕で6ミリ以上はあった。この写真で止まっているのは、エノキの葉であるが、エノキの葉が芽生えたばかりでまだ小さいとしても、葉と比べて随分と大きそうに見えはしないであろうか?

大きさは、10ミリぐらいはあった記憶がある。ただ、とても長い触角や、かなり綺麗な緑の金属光沢や、長細い姿形を考慮すると、やはりクワハムシなんだと思う。

さて、このクワハムシは、桑科のクワやコウゾに集まるとの事であるが、榎(エノキ)にも集まるとの記載も見た記憶がある。

大きい分、とても金属光沢が際立つハムシだった記憶がある。