ナガヒョウタンゴミムシ

最近、近隣で、この甲虫に出会った。

直ぐに、ヒョウタンゴミムシの仲間であることは分かった。オサムシ科にも色々な甲虫が居るが、このヒョウタンゴミムシの仲間には、近隣で、あまり出会えていなかった。

ゆえに、出会えた事が嬉しくて、大きさを目測するのをすっかり忘れたが、2センチはなかったのではと思い返す。

調べたところ、ナガヒョウタンゴミムシとホソヒョウタンゴミムシの2種が候補に上がったが、両者はとても似ているらしく、違いとしては、中脚の脛節の先の方の外側の棘の数が一つなのがナガヒョウタンゴミムシであり、二つなのが、ホソヒョウタンゴミムシということである。

後からそんな事を言われても、確認する前にリリースしてしまっているし、そんな細かいところが、写真にも写っているわけないと思っていたのだが、写真を確認したところ、辛うじて、上の写真で、その中脚の脛節の棘の数を確認できる気がする。

そして、どうも一本に見えるのである。この事から、今回見つけたヒョウタンゴミムシは、ナガヒョウタンゴミムシと思いたいのだが、正解なんであろうか?

さて、このヒョウタンゴミムシは、子供の時にも出会った事がある。クワガタの仲間なのか否か、答えを出せなかったような記憶がある。

ただ、現実のところ、クワガタの仲間とは違い、肉食性の昆虫である。そして、興味深いのは、危険を感じた時に擬死の習性を持っているところである。

今回、フィールドで見つけ、写真に撮ろうと、別の場所に移動させた際に、思いっきり擬死の習性を見せてくれた。一体、何分間(実際は20秒ぐらいかな)死んだふりを続けるんだろうと、凄く好奇心をくすぐってくれた。

ちなみに、小さ目のヒョウタンゴミムシの仲間は、この擬死行動はしないとのことである。

ハスオビエダシャク 成虫

ちょうど10日前の晩に、家の外灯下に来ていた蛾の名前が分かったので、投稿する事にする。

名前は、ハスオビエダシャク。年1回、3月から4月に発生する蛾である。

幼虫の食草は、ブナ科、カバノキ科、ヤマグルマ科、ミズキ科、ツバキ科、トチノキ科………要は、結構何でもオッケーということだね。

大きさの方は、開張サイズで4〜5センチ弱ぐらいの蛾である。私が見たものも、4センチちょっとぐらいだったと思い出す。

上の写真の個体は、触角がクシ髭状なので、雄ということも分かる。

フタスジヒラタアブ 幼虫

この不思議な幼虫は、少し前に家のテラスで見つけ写真に撮っていた。

特徴として、大きさは、1センチぐらい。そして、最大の特徴は、微動だにしない。この特徴が、私の中では、蛾の幼虫ではないとの判断に繋がる。

色合いは様々だが、形状は似通ったこの手の幼虫は、たまに葉の上などに居ることに、最近気がつく様になった。そして、同時に、それらがアブの幼虫である事も掴んだ。

そして、上の写真の幼虫は、フタスジヒラタアブの幼虫のようである。

この幼虫は、家のテラスの上に数日間居たが、死んでいたわけではなく、その場所で餌とする獲物が通りかかるのをずっと待ち続けていたのだと思われる。

その後、数日して、また見に行くと、その場から居なくなっていた。他の動物に捕食されたのか、自力で何処かに去ったのかは分からない。