クロヒメヤスデ ?

最近、このヤスデを見かけた。

日頃から、何が居るんだろうとの好奇心から、地面のブロックや石や木の板をひっくり返す事をよくやるが、この日もそれをしたら、このヤスデがいた。

大きさは、4センチぐらいだったと覚えている。明らかに触角が見える事に興味を持ったのと、逃げ足はかなり早かったのが印象に残った。

普段見ているヤスデの仲間達とは、特徴がかなり違うタイプだったので、種名に辿り着けるのではと期待を寄せて調べてみたが、意外にもヤスデの分類に繋がるような情報は少なかった。ミミズの分類と同じような状況であるかもしれない。

しかしながら、殆ど同じ外見で、クロヒメヤスデという種がヒットしてきた。という事で、取り敢えず、クロヒメヤスデというタイトルを使わさせて頂いた。

ちなみに、このクロヒメヤスデは、千葉県独自のレッドデータでは、絶滅危惧Ⅰ類に指定されている。確かに、今のところ、あまり見かけないヤスデの気がする。

マンリョウ

この常緑小低木は、近隣の雑木林で結構見かける。波打った鋸歯と厚みのある葉っぱで見間違える事はない。

しっかり調べもしないで、勝手にヤブコウジってこれだろうと思い込んでいた。

赤い実が付いたら、腰を入れて調べてみようと考えていたが、その機会はなかなか訪れなかった。

だが、とうとう赤い実が付いている現場に出くわすことができた。

そして、真剣に調べたところ、ヤブコウジではなく、マンリョウという事が分かった。

ところで、このマンリョウ……身近な雑木林では、チラホラと見かけることができる。理由は、赤い実を鳥が食べて、糞と一緒に散布されるからと言われている。

この考え方に、私も賛成なのだが、ひとつ気になるのは、近隣の雑木林に満遍なくマンリョウが自生しているわけではないという事である。あるところには沢山生えているが、無いところには無いといった具合である。

この違いって何から来ているのであろうか、今後の森歩きのテーマの一つにしてみようと思う。

ニワトコヒゲナガアブラムシ

最近、近隣で見かけた。

このアブラムシが集っている木が、ちょうど開花中だったし、ニワトコだというのは直ぐに分かった。

名前は、ニワトコヒゲナガアブラムシ。今回の個体群は、薄い緑色をした個体が多いが、もっと薄い黄色っぽいのやオレンジ色ぽいのとか色彩変異は多いみたい。

1次寄主としてニワトコに居るが、成長すると2次寄主として、色々な樹木に移っていくこともあるとのことである。