クロミャクチャタテ

種名が分からずに、ずっと迷宮入りしていた昆虫の名前が、先ほどネットを何気に見ていたところ、偶然に判明したので、投稿してみる。

この写真の撮影年月日は、昨年の7月前半である。当初から、触角の長さは気になり、この情報を基に、ハエの仲間やカメムシの仲間を当たるものの、種には行き着けないでいた。

まぁ、それもそのはずである。カジリムシ目チャタテ科の昆虫なんて、初聞きである。上の昆虫の名前は、クロミャクチャタテというようである。樹木に付いた地衣類なんかを食べ、年2化のライフサイクルを送っているようである。大きさは、8ミリ前後。

オスとメスで翅の紋様が違うようで、オスの翅は透明なので、上の写真の個体は紋様が見て取れるので、雌のようである。

そして、種名が分かったことにより、この種名でネット検索をしていたところ、このクロミャクチャタテの幼虫の画像に幾つか出くわすことになった。

ここで、気が付いた。同じく昨年の8月に、家の庭のモミジの古木の枝を切っていた時に出くわしていた触角の長い何かしらの小さな幼虫が、このクロミャクチャタテの幼虫であったのかという事実にである。

この時には、庭のモミジの古木の太枝の数カ所に群れている個体群を見つけれた。ただ、見かけた幼虫の数にしては、庭で成体を見かけた覚えはない。

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2021年7月5日追記

上の幼虫は、スジチャタテの幼虫の可能性が出て来た。

アオヒゲナガトビケラ

何か投稿出来そうな写真はないか過去の写真を振り返る中、以下の昆虫の写真を見つけた。

写真は、かなりボケているが、見つけた時には、この見慣れない姿がとても印象に残ったのは覚えている。

撮影は、昨年の8月である。近所の小川の近くで見つけた。当時、カギ状の危険そうな腕と長い触角が印象に残ったのは、覚えている。が、その時には、種には辿り着くことは出来なかった。

そして、先ほど、再度調べたところ、初夏から秋にかけて水辺周りでよく見られる一般種のアオヒゲナガトビケラという種である事が分かった。大きさは、触角を入れずに、1センチぐらいとの事である。随分前の事なので、大きさのハッキリとした記憶は残っていないが、こんなピンボケの写真しか残せなかった事を思うと、凄い小さかったんだと思われる。

私は初めて見た昆虫であったが、普通種という事なので、また見つけて、ピンボケしてない写真が撮れればなと思う。

ツヤキベリアオゴミムシ

何か投稿出来そうなものがないか過去の撮り溜めた写真を振り返っていたら、コイツはもしかしてという種の写真を見つけたので、投稿してみる。

撮影年月日は、昨年の7月19日となっている。近隣でよく見る青(緑)光りするゴミムシの一種かと思い、適当に写真を撮り、リリースしてしまった個体である。ゆえに、ピントを合わせる情熱が持てなかったのか、ボケた写真しかなかった。

ただ、これって、環境省のレッドデータでも絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されていて、ゴミムシ・ハンター達に追い求められているツヤキベリアオゴミムシではないかと思うようになった。

過去に、同じような種で、ヒメキベリアオゴミムシという種も見つけているが、こちらはサイズがずっと小さく上翅の周りのキベリもずっと細い。他には、コキベリアオゴミムシは、上翅のキベリの太さは、似ているが、上翅にこんなに筋が目立たず、光沢も産毛で艶消しになっていたような記憶がある。

そうなって来ると、ピンボケのの写真だが、上翅の溝の感じと太いキベリ(黄縁)と上翅の艶やかな光沢感から、ツヤキベリアオゴミムシなのかなと思いたい。

とにかく、家からそれほど遠くない場所で見つけたし、当然、場所もしっかりと覚えているので、夏になったら、また探しに行こうと思う。

見つけたら、今度は、ピントの合った写真を撮るぞ。(今回の写真の個体がコキベリアオゴミムシだったら、すみません。)