キササゲ

数日前に、近隣の小川沿いを歩いている時に、見つけて写真に撮っていた。

もう一枚、木の全景が映る写真を以下に。

花の特徴から直ぐにキササゲという落葉高木に行き着いた。樹木の名前は、結構知ってるつもりでいたが、新たに樹木の名前をひとつ覚えるのは、なんとも楽しい。

このキササゲという木は、中国が原産の帰化樹木であり、湿った環境を好む樹木のようである。

また、大きく育つと10メートルぐらいになり、雷除けの樹木として神社仏閣に植えられてきた歴史もあるみたいである。(一応、あってないような根拠が知りたくも思う)

キササゲの名前の由来は、花後に出来る大角豆(ササゲ)に似た長い実を付けることから来ているらしい。

もしクリーム色の漏斗状の花が咲いていなければ、単なるキリの仲間として、素通りしていたに違いない。

年がら年中、その場所を歩くわけではないので、キササゲの花が見れる時期に、その場所を歩けたことに、他の人には分からないであろう幸運を、一人実感する。

ウラベニエダシャク  成虫

数日前に近隣の雑木林で見つけ写真に撮っていた。生垣の間に入り込み、暗くボケた写真しか撮れなかったのが残念である。

名前はウラベニエダシャク。サイズは小さく開張で25ミリ強だったと覚えている。

直ぐにシャクガの仲間であるとは分かったのだが、種を特定して行くに当たり、この小さなサイズが仇となった。というのは、先ずナミシャク亜科を当たってみたが、それらしき種に出会えず、次にヒメシャク亜科を当たってみたが、ここでもそれらしき種に巡り合わなかった。そして、大きさ的にエダシャク亜科をチェックすることはなかった。

しかし、先ほど偶然、エダシャク亜科の蛾の成虫達の画像をチェックしていると、この蛾と殆ど同じ容姿の蛾を見つける事が出来たのであった。

ここで思った……ヒメシャク、ナミシャク、エダシャクの違いはサイズではないのか?と。

さて、このウラベニエダシャクの幼虫の食草は、スイカズラ科のスイカズラやヒョウタンボクであると知った。そして、このウラベニエダシャクが逃げ込んだ生垣の中に、ポツリポツリと小さな赤い身を付ける葉の小さな低木が刈り込まれている事に、最近気が付いていたのである。

もしかすると、これがヒョウタンボクの可能性はないかと思い始めた。今度、ちゃんと確認してみようと思う。

このウラベニエダシャク……宮城県のレッドリストで、準絶滅危惧種に指定されているようである。

名前のウラベニの由来は、パッと調べただけでは分からなかった。

ブチヒゲカメムシ 成虫

昨日、昼の散歩時に発見。一瞬で、今まで一度も出会った記憶のないカメムシと認識。

名前は、ブチヒゲカメムシ。大きさは、13ミリぐらいだったのではと思い出している。

近隣で見かけるカメムシ達の中では、今のところ、数は多くないのではと結論付けている自分が居る。

マメ科、キク科、イネ科等大概の植物を吸汁することが出来、吸われたイネは班点米の原因になるし、大豆が吸汁されると成長が止まってしまうとのことである。吸汁された大豆の成長が止まるのには、吸汁した時に媒介される菌が影響するのだと突き止められている。

農家にとっては、時に迷惑なカメムシであるが、似たような害虫的な昆虫が近隣の水田周りには結構生息しているなぁというのが、近隣の水田周りの環境を眺めた時の雑感ではある。