オンブバッタ

このバッタも、我が家の庭での生息数は多いバッタである。その名も、オンブバッタ。

以下に褐色型も載せておく。

どちらの写真も、我が家の庭で撮られているが、少し、このオンブバッタについて書く事にする。

ほとんどの人は、このオンブバッタと似た種類のショウリョウバッタの違いが分からないと思うが、ショウリョウバッタの方には、角張ったゴツゴツしたイメージを持っていて良いかもしれない。一方、このオンブバッタは、華奢で少しフニャフニャしたような外観をしてると思ってもらって良いかもしれない。そして、オンブバッタの方がメスの最大長5センチ弱とずっと小さい種類である。

食性の方は、ショウリョウバッタの方が、イネ科植物を全般に餌に出来るのをはるかに超えて、オンブバッタの方は、大抵の植物を餌に出来るようである。

各種天敵に捕食される中で、天敵が現れにくい場所への進出を視野に、どんどん進化していった歴史が有るのだと考える。

今回は、オンブバッタの名前の所以であるおんぶ状態の写真が紹介出来ていないのが残念である。

ショウリョウバッタ

最近、季節がらか見かけなくなってきたが、我が家の庭に確実に生息している。

写真の日付は、8月8日となっている。さて、このちょっとゴツゴツした身体の個体が、ショウリョウバッタのメスになる。オスは、少し華奢なイメージで、メスよりふた回りぐらい小さい。ちなみに、上の写真の個体は、写真に収めた時に既に10センチぐらいあったのを覚えているが、翅がまだ伸びきっていないところから考えるとショウリョウバッタの幼虫のステージと言えるであろう。

上の写真が撮られてから2日後の8月10日に近所の里山を散歩中に撮った写真の中に、交尾中(?)と思われるショウリョウバッタのオスとメスが写っていたので、そちらも紹介したいと思う。

このショウリョウバッタは、所謂、飛ぶ時に雄がチキチキチキと音を鳴らしながら飛ぶ事から、チキチキバッタの別名もある。また、メスの大きさは、この手のバッタ類では最大であり、ショウリョウバッタの食性も気になるところだが、イネ科植物を全般に餌にしているとの事である。

ショウリョウバッタの名の由来は、おそらく、お盆の最後の精霊流しの際の精霊船の形に似ているところかきているのではないかなと推測している。

比較的、町育ちの私も、幼い頃よりよく見かけてきているバッタである。

ヒカゲチョウ・ナミヒカゲ

8月以降に撮った蝶の写真を整理していたら、こんな蝶の写真も撮っていた事に気が付いた。撮影日は、9月2日となっている。

ネットで、照合していった結果、ヒカゲチョウやナミヒカゲの名で知られる蝶と判明。この蝶は、私がよく足を踏み入れる雑木林の中では、サトキマダラヒカゲチョウに比べると、圧倒的に数が少ない気がする……もしくは、写真に撮ろうと近づく前に、逃げてしまっている蝶なのかもしれない。

幼虫の食草は、ササ・タケ類やススキなどとの事である。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021年6月6日追記

最近、我家の庭をこの蝶が徘徊しているなというのは気が付いていたが、先ほど暗くなると、外灯周りを狂ったように飛び始めた。

しかも、1匹だと思ったら、何処からともなくもう1匹現れた。