シオヤトンボ or シオカラトンボ

先日の土曜日、庭の草むしりの際に、ふと覗いたタライの横に、このトンボ発見。スマホを近付けて、写真を撮っても全然逃げる気配無し。近くの草には、このトンボのものと推測できるヤゴの脱け殻。

おそらく、ヤゴから羽化したばかりで、飛び立てるまで羽を乾かしている状態に出くわしたのかな。

シオヤトンボもシオカラトンボも、よく青いのがオスで、黄色いのがメスと教えてくれる人が居るけど、その説明には少し落とし穴があって、今回のトンボのように羽化して間もない未成熟の時期には、色での区別は当てはまらない。

このトンボも、色は黄色いけど、尾の先にに上部付属器というオスの特徴が見えることからオスなんだと思う。

話は変わるけど、最近まで、庭先のタライに産み落とされ孵化したヤゴ達は、どうやってトンボに羽化しているんだろうという疑問が有った。だって、タライの水面からは、よくヤゴがよじ登って羽化出来るような植物の茎みたいな物は何も無い、タライの内側は垂直の切り立ったプラスチックの壁、どうやってトンボに羽化していってるんだろうと思っていた。

うちの庭先のタライの中とかで誕生したヤゴ達は、トンボに成れずに、溺れ死んで行っちゃってるのかな〜とも思っていた。

でも、現実は、逞しい世界であった。ヤゴ達は、切り立ったプラスチックの壁面を登り、30センチぐらいの高さを落下し、羽化出来そうな壁や草の枝を見つけては、またよじ登り、トンボへと姿を変えていたのだった。

庭先のトンボのヤゴの小さな大冒険!

今年もトンボの季節がやって来た!

ウメエダシャク

最近、庭掃除の時に見つけたイモムシ。明らかに、胴体の中ほどには脚が無く、尺取り虫みたいな動き方。図鑑ですぐに調べると、ウメエダシャクという名前なのが判明。

バラ科の樹木に集まるみたい。庭には、梅に桜にジューンベリーに、バラ科の樹木が結構あるもんな。

少し大きくなったものは、マユっぽいものを作り始めてる感じ。

ヤリタナゴ

先日の日曜日に、子供と一緒に近所の小川(水路)をガサガサ。この小川には、前々から、コイツが居そうな気がしてたんだけど、推理的中。

婚姻色の出ているヤリタナゴのオス。この手のタナゴ類の雄は、産卵の時期を迎えると、とても綺麗な色鮮やかな色彩に姿を変える種類が多いけど、ヤリタナゴも然り。突然、こんな綺麗な魚が、小川(水路)から釣れてきたら、色鮮やかな綺麗さに、ほとんど人が感動の気持ちを覚えるのではと思う。

ちなみに、このヤリタナゴは、環境省の2014年の発表では、茨城県における準絶滅危惧種に選定されている。茨城県独自の2016年の発表では、絶滅危惧Ⅱ類。1ランク深刻なランクに選定されている。

絶滅危惧Ⅱ類というのは、「人間が生息環境に目を向けずにボーッとしていると、絶滅の危険が忍び寄ってる」種とでも解釈しておけば良いのでは。

でも、現実、大半の現代人は忙しく、身近な自然環境の変化などを気にしている時間などは案外無い。こうした身近な自然からの感動や癒しの瞬間が、ボーッとしてるうちに、失われていってしまっているのは、なんか歯痒い。

取り敢えず、ヤリタナゴが産卵に使えるイシガイ等の小型の淡水2枚貝が棲息できる環境を観察・保全したいね。

それには、ちゃんとした知識を持った人達が増える事なのかな。教育って重要。学校教育も生涯教育も、もちろん一人一人の学ぶ気持ちも!