ルリゴミムシダマシ Derosphaerus violaceipennis

先週末の猛暑の晩に、近所の雑木林に突入して行った際に、沢山、見かけたのを覚えている。

ただ、正直なところ、キマワリやユミアシゴミムシダマシだろうと思って、しっかり写真を撮っていなかった。

かろうじて、撮っていた写真が以下であり、同時に、この写真をよく見た時に、キマワリでもユミアシゴミムシダマシでもないぞと気がついた次第である。

大きさは、15ミリぐらいだったであろうか。

前胸背板が縦に長めなのと、鼻先のヘラみたいなところが横に長いと思った。

この特徴を元に調べていくと、ルリゴミムシダマシという種にしか行き着かないのだが、正直、瑠璃色っぽくは感じなかった。何匹もの個体を見たり、昼間に見たりすれば、瑠璃色の所以に頷けるかもしれないので、また見にいくしかないと考えている。

さて、このルリゴミムシダマシの生息分布は、北海道から九州近海まで生息しているようである。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。

フナガタクチキムシ? Isomira (Paraisomira) oculata(Marseul, 1876).

先週末に我家の外灯下に来ていた小さな甲虫の一つである。

大きさは、もはや覚えていないというのが本当のところだが、6ミリぐらいだったかなぁと朧げな記憶を引っ張り出している。

この日、2匹のこの小さな甲虫を見たが、触角の長さからハムシの仲間を疑った。ただ、上を向いた大きな複眼は、ゴミムシダマシの仲間しかあり得ないよなと調べ始めた。

結局は、フナガタクチキムシという種なのではと結論に至った。写真には写らなかったが、頭部の先に口が出っぱっている特徴も肉眼では確認していたし、大きな複眼の付き方も、フナガタクチキムシと一致するなとは感じた。

栗の花に集まるとの情報もあったが、確かにまだ栗の花は栗の木にぶら下がっているのではと思う。

今回は、複眼の大きさと少し飛び出た口周りで、フナガタクチキムシという種に行き着けたが、我家の外灯下には、1ヶ月ぐらい前から、種を同定出来ない同サイズのクチキムシ(ホンドトビイロクチキムシなのかクリイロクチキムシなのか、それらのミックスなのかが分からない)が多数飛来している。

その迷宮をグルグルと巡っている我家のレギュラーの同サイズのクチキムシより先に、より珍しいと思われる今回のフナガタクチキムシの投稿が出来たことは、ちょっと嬉しい出来事になったかもしれない。

さて、このフナガタクチキムシの生息分布なのだが、しっかりとした情報には出くわせなかった気がする。あんまり出くわせないクチキムシということなのであろうか。

ガロアケシカミキリ Exocentrus galloisi (Matsushita,1933.)

昨晩、我家の外灯下に来ていたカミキリである。

肉眼では、触角が長めの甲虫にしか捉えられていなかったが、スマホカメラのファインダー越しに映る像を見ていたら、カミキリであると気が付いた。そして、なんとか、この極小のカミキリをカメラに収めたいと祈りながらシャッターを切ったが、一応、まぁまぁ使えそうな写真が撮れたと思う。

大きさは、体長3-4ミリぐらい。

調べたら、ガロアケシカミキリというらしいことが分かった。

各種紅葉樹の枯枝とかに普通にいるカミキリらしいが、3-4ミリは、カミキリとしては小さいと思う。

ところで、ガロアケシカミキリという種名の由来が気になった。調べても、容易くは答えに行き着けなかった。そもそも、種名を分解すると、ガロアで一区切り、ケシで一区切り、カミキリで一区切りのようである。

カミキリの区切りの説明は要らないとしても、ケシは、どうも芥子粒=とても小さい粒のケシから来ているようである。だが、ガロアは分からなかった。人の名前?

国内の生息分布は、北海道から九州まで。海外は、韓国での生息報告が上がっている。