イガラシカッコウムシ Tillus igarashii Kono, 1930

昨晩、我家の外灯下に来ていた小さな甲虫の一つである。

大きさは、体長10ミリ弱ぐらいだった。

調べてみたところ、イガラシカッコウムシという種と判明。

朽木に集まり、灯火にも寄って来るとの事である。

生息分布の方は、国内は、北海道から屋久島や口永良部島辺りまで。海外の生息分布は、ちょっと調べたが、分からなかった。

ホソバシャチホコ 成虫  Fentonia ocypete (Bremer, 1861)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で18ミリぐらいだった。

最初は、細めのシルエットが、ヤガ科のモクメキリガの仲間達辺りを連想させたが、直ぐにシャチホコガの仲間だと見抜けた。

そして、見た目の細いという第一印象通りに、種名も、ホソバシャチホコという種であることが分かった。

幼虫の食草は、ブナ科のコナラやクヌギ等である。

生息分布の方は、国内は北海道から九州の屋久島まで。対馬にも生息しているようである。そして、対馬に生息しているとなると、日本海を取り囲む形で、北海道の緯度辺りまで北上して生息している種が多くなるが、本種もそのパターンであり、朝鮮半島を経て、ロシア沿海州南部まで生息しているようである。ただ、台湾にも生息しているようである。南西諸島を飛ばして、高地のある台湾に分布しているパターンも、珍しい分布ではないと感じる。

フタモンヒロズコガ 成虫 Monopis congestella (Walker, 1864)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、正直ノーマークで記憶にしっかりと留めなかったが、写真のピントの合い具合から、体長8ミリぐらいだと思い起こされる。(小さいと、もっとボケた写真になる。)

種名は、ヒロズコガ科のフタモンヒロズコガだと思われる。

さて、このフタモンヒロズコガは、未投稿の蛾であることが分かった。

そして、この蛾は、少し興味深い習性があるのだが、一つは、オオタカ(フクロウも可か?)の巣の中で、オオタカの羽毛やペリット(未消化物)を食べて幼虫が育つところである。二つ目は、成虫が卵ではなく、幼体を直に産むところであろうか。

近隣のオオタカの生息状況だが、7-8キロ四方に1ペアぐらいは生息しているのではないだろうか。フクロウも、同じような感じで生息しているはずである。

ちなみに、同じような習性を持つマエモンクロヒロズコガも、同じ晩に現れたが、こちらの種は、過去に投稿済みであることを確認した。

さて、このフタモンヒロズコガの生息分布は、国内は、ちょっとネット上で調べる限り、詳しくは分からなかったのと、海外の生息分布も日本以外の情報は見出せなかった。