フタモンヒロズコガ 成虫 Monopis congestella (Walker, 1864)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、正直ノーマークで記憶にしっかりと留めなかったが、写真のピントの合い具合から、体長8ミリぐらいだと思い起こされる。(小さいと、もっとボケた写真になる。)

種名は、ヒロズコガ科のフタモンヒロズコガだと思われる。

さて、このフタモンヒロズコガは、未投稿の蛾であることが分かった。

そして、この蛾は、少し興味深い習性があるのだが、一つは、オオタカ(フクロウも可か?)の巣の中で、オオタカの羽毛やペリット(未消化物)を食べて幼虫が育つところである。二つ目は、成虫が卵ではなく、幼体を直に産むところであろうか。

近隣のオオタカの生息状況だが、7-8キロ四方に1ペアぐらいは生息しているのではないだろうか。フクロウも、同じような感じで生息しているはずである。

ちなみに、同じような習性を持つマエモンクロヒロズコガも、同じ晩に現れたが、こちらの種は、過去に投稿済みであることを確認した。

さて、このフタモンヒロズコガの生息分布は、国内は、ちょっとネット上で調べる限り、詳しくは分からなかったのと、海外の生息分布も日本以外の情報は見出せなかった。

ヒメクロアツバ 成虫  Sinarella rotundipennis Owada, 1982

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長9ミリぐらいだったと思う。

種名は、ヒメクロアツバだと思われる。

幼虫の食草は、突き止められていないようである。

生息分布の方は、国内は、本州と四国との情報があった。(かなり限定的なのが珍しいと感じた。)日本国内の生息分布でさへ限定的なので、海外の生息分布は、情報を見つける事が出来なかった。

クチバスズメ 成虫  Marumba sperchius sperchius (Ménétriès, 1857)

数日前に我家の外灯下で見かけた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長で40ミリちょっとぐらいあった。

種名は、クチバスズメだと思う。モモスズメという種も似ているが、モモスズメの後翅はピンク色で、クチバスズメの方は、橙色らしい。以下に、後翅も橙色が分かりやすい写真を貼っておく。

さて、このクチバスズメの幼虫の食草は、クリやクヌギやコナラ等のブナ科の植物のようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から沖縄本島までいるようである。海外の生息分布は、亜種の扱いも視野に入れたいが、北はロシア沿海州南部から朝鮮半島。南に向かっては、中国東岸、台湾、東南アジア一帯にも生息しているようである。