ヒメクロアツバ 成虫  Sinarella rotundipennis Owada, 1982

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長9ミリぐらいだったと思う。

種名は、ヒメクロアツバだと思われる。

幼虫の食草は、突き止められていないようである。

生息分布の方は、国内は、本州と四国との情報があった。(かなり限定的なのが珍しいと感じた。)日本国内の生息分布でさへ限定的なので、海外の生息分布は、情報を見つける事が出来なかった。

クチバスズメ 成虫  Marumba sperchius sperchius (Ménétriès, 1857)

数日前に我家の外灯下で見かけた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長で40ミリちょっとぐらいあった。

種名は、クチバスズメだと思う。モモスズメという種も似ているが、モモスズメの後翅はピンク色で、クチバスズメの方は、橙色らしい。以下に、後翅も橙色が分かりやすい写真を貼っておく。

さて、このクチバスズメの幼虫の食草は、クリやクヌギやコナラ等のブナ科の植物のようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から沖縄本島までいるようである。海外の生息分布は、亜種の扱いも視野に入れたいが、北はロシア沿海州南部から朝鮮半島。南に向かっては、中国東岸、台湾、東南アジア一帯にも生息しているようである。

ナシケンモン 成虫  Viminia rumicis (Linnaeus, 1758)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、ハッキリと記憶している。前翅長で18ミリぐらい。

種名は、ナシケンモン。

特定への決めては、前翅の後端寄りに対になっている白い小点かもしれない。

ところで、近隣の自然下で、ナシケンモンの幼虫と思しきものには、沢山出会うが、今回、初めて、ナシケンモンの成虫を特定したことになる。

さて、ナシケンモンの幼虫の食草は、多岐に渡り過ぎているようなので、ここでは割愛する。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州の屋久島辺りまで。海外の生息分布は、ヨーロッパのフランスで繁殖しているようである。動物地理学的に旧北区に満遍なく拡がっていることを期待したが、そうではない原因を今後掴んで行ければなと思う。