ナミガタウスキアオシャク? 成虫 Jodis lactearia (Linnaeus, 1758)

この蛾は、我家の外灯下には現れる方である。

大きさは、前翅長10ミリ弱ぐらい。

10日ぐらい前から現れて、昨晩は沢山来ていた気がする。

この蛾の特徴として、私は、翅の広げ方があると思う。閉じ気味に止まる個体が凄く多い気がする。あとは、ピッタリ同時期に、同じ風貌で乳白色の個体も見かけるが、こちらの乳白色の個体達も、ナミガタウスキアオシャクなんだと思う。

似た種に、ヒメウスアオシャクやナミスジコアオシャクという蛾がいるらしいが、とりあえず、現在の私の知識と知見では、上の写真の個体は、ナミガタウスキアオシャクという事にしておく。

幼虫の食草は、シデやクヌギやコナラや、結構、幅広く食べれるようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州まで。海外の生息分布は、ヨーロッパに広く濃く分布しており、動物地理学的な旧北区に分布している蛾のようである。

ホソスジナミシャク 成虫  Lobogonodes complicata complicata (Butler, 1879)

昨晩、我家の外灯下に複数匹が来ていた。

初めて見る種のような気がしたが、過去の投稿を確認したら、2年前の4月3日に投稿している事が分かった。

そうすると、今の時期にあらわれた個体群は、2回目の羽化の個体達と思いたい気はする。

ちょっと翅を閉じ気味に止まる習性があるようだが、前翅長は10ミリぐらいの蛾である。

種名は、ホソスジナミシャク。

近似種に、シロホソスジナミシャクがいるが、そちらの方が北方系の匂いを漂わせている。

さて、このホソスジナミシャクの幼虫の食草は、ブドウ科のツタ類のようであるが、差しあたって、我家に飛来してきたホソスジナミシャク達は、ブドウ科のヤブガラシ達で育って来たのではと推測している。

ホソスジナミシャクの生息分布は、国内は、本州から九州の屋久島辺りまで。海外の分布は、台湾での生息も確認されていると思う。

フタスジエグリアツバ 成虫  Gonepatica opalina (Butler, 1879)

3日前の晩に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長12ミリぐらいだったであろうか。

下唇髭の雰囲気から、直ぐにヤガ科のアツバの仲間であろうと分かるが、腹部の先端を持ち上げているのが気になった。腹部をこんなに持ち上げるアツバの仲間がいたっけという思いが浮かんだが、調べてみたところ、やはり初めて出会う蛾であった。

種名は、フタスジエグリアツバ。

ヤガ科カギアツバ亜科に属する蛾である。幼虫の食草は、ブナ科のコナラやクヌギ等のようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州まで。海外は、ちょっと調べてみたが、ソースを見つけられなかった。