イチゴチビナガカメムシ Stigmatonotum geniculatum (Motschulsky, 1863)

一昨日の晩に、我家の外灯下に来ていたとても小さなカメムシである。

大きさは、体長4ミリ弱ぐらいであったと思う。

頭部から肩部にかけての雰囲気がナガカメムシ科のカメムシの気がしたので、ナガカメムシ科(実際は、ヒョウタンナガカメムシ科)を当たると、イチゴチビナガカメムシという該当種を見つけた。

ところで、種名にイチゴと付くが、植物のイチゴとの関係を言い当てているサイトには出くわさなかった気がする。

最後に、生息分布の方は、国内は、本州以南……九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外は、 GBIFのオープンマップを眺めたところ、韓国、バングラデシュ、インド南部辺りからの生息報告を確認した。

スイカズラキンモンホソガ? 成虫 Phyllonorycter lonicerae (Kumata, 1963)

一昨日、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、本気で小さかった。前翅長2ミリといったところではないだろうか。当然、肉眼では、極小の虫ぐらいの確認しか出来ず、撮った写真を見て、蛾の仲間かと分かる具合である。

種名は、スイカズラキンモンホソガ?

このキンモンホソガ達は、正直、種が曖昧なものが多く、キンモンホソガの一種という形で投稿している方達も多いが、一応、この3本の白い横線がクッキリ見える個体をスイカズラキンモンホソガとして紹介しているサイトが若干あったので、私も、スイカズラキンモンホソガの?クエスチョンマーク(?)付きのタイトルで、投稿してみた。

幼虫の食草は、文字通りスイカズラのようである。

分布の方は、国内は、本州以南……九州近海まで。海外の生息は、ちょっと確認出来なかった。

ウスバフタホシコケガ 成虫 Schistophleps bipuncta (Hampson, 1891) 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長8ミリぐらいだった。

種名は、ウスバフタホシコケガ。

昨年のほぼ同じ時期の8月5日に投稿済みであるが、今回の方が、細部も分かるような大きな写真が撮れたので、再投稿している。このウスバフタホシコケガに限らず、同所に毎年現れる蛾は、殆ど毎年、ほぼ正確に同じ時期に現れている気がする。

さて、幼虫の食草は、地衣類。

生息分布の方は、国内が、本州以南……九州近海まで。海外の分布は、少し興味をそそられる分布になっている。台湾には濃くいることは普通に起こりうるとして、中国南部沿岸部……そして、タイ、ミャンマー、バングラデシュ、スリランカ、インド南部から生息報告が上がっている。ここから分かるのは、やはり暑い地域の蛾であり、日本の本州辺りが北限の蛾なのではないだろうかということである。

そういった意味では、地球温暖化が叫ばれる昨今なので、日本でも何処まで北上し続けているか気にしてみるのも面白い蛾かもしれないと思った。