ハネナガマキバサシガメ Nabis stenoferus (Hsiao,1964)

昨晩、我家の外灯下に来ていたカメムシの一種である。

大きさは、体長7-9ミリの間であった。

サシガメにしては弱々しい感じだし、細身のカメムシでこんな感じのがいたっけと調べたところ、やはりサシガメの一種で、ハネナガマキバサシガメという種だと分かった。

サシガメである以上、小さな昆虫等を吸汁する習性は持っている。

分布域の方は、国内は、北海道から九州を経て沖縄(南西諸島)までらしい。海外は、シベリア、朝鮮半島、中国らしい。国内、海外共に、私自身で私なりの裏付けは取っておらず、ネット上に書いてある一つの情報を載せただけであることは伝えておく。

凄く似た種に、ミナミマキバサシガメという種がいるが、ミナミマキバサシガメの方が、もっと細身のようである。

あとは、興味深い情報としては、マキバサシガメを漢字で、牧場刺亀と説明いる事が多いが、小昆虫を吸汁する際の長い嘴が、巻いているところから巻歯の方が正解であるとの見解もある。

コアカソカスミカメ Apolygus pallens (Yasunaga, 1992)

1週間ちょっと前に、我家の外灯下に来ていたカメムシの一種である。

大きさは、体長5ミリぐらいだったんじゃないであろうか。

なんかしらのカメムシの幼齢なのか、それともこれで成体なのかも分からずに、迷宮入りしそうになっていたが、なんとか種名にたどり着く事ができた。

種名は、コアカソカスミカメ。

種名にコアカソと付くので、コアカソアカソに付くカメムシなんだと思われるが、近隣にメヤブマオヤブマオ)なのかアカソなのか微妙な植物は生えていなくはない。

このカメムシの分布に関しては、殆ど情報はなかったが、我が家にも居て、他に九州の方が紹介しているサイトでも見かけたので、本州、四国、九州辺りにはいるカメムシなんだとは思われる。

ただ、情報自体が、殆ど出回っていないカスミカメでもある

モンチビツトガ? 成虫 Microchilo inexpectellus (Bleszynski, 1965)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

初めて見るわけではなく、我家の外灯下でも時々見かけるが、この蛾を過去に投稿したものの写真を見たら、あまりにもお粗末なものである事に気が付いたので、再投稿してみる。

写真は随分拡大しているが、現実は前翅長6ミリぐらいのとても小さな蛾である。

種名はモンチビツトガだと思う。似た種に、チビツトガという似たサイズの蛾もいるが、上の写真の個体は、モンチビツトガの方と思いたい。

幼虫の食草は、今のところ知られていないようである。

生息範囲の方は、国内は、本州以南……九州を経て、沖縄含む南西諸島まで。海外は、韓国から報告が上がっている。