ホソオビキマルハキバガ 成虫 Cryptolechia malacobyrsa Meyrick, 1921

数日前に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、この手のキバガの仲間にしては、大きい方で、前翅長10ミリ弱ぐらいはある。

種名は、ホソオビキマルハキバガだと思う。

初めての投稿だと思ったが、過去の投稿を確認したら、2年前の8月13日に投稿済みであることを知った。ただ、その時の写真より、少し大きく寄ってアップの写真が撮れたと思うので再投稿している。

幼虫の食草は、枯葉とのことである。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州を経て、南西諸島まで。海外の方は、韓国からの報告がある。

クロモンチビヒロズコガガ 成虫 Crypsithyris crococoma (Meyrick, 1934)

昨晩、我家の外灯下に来ていた小さな蛾の一つである。

大きさは、ハッキリと覚えていないのだが、ネット上の情報を参考にすると、前翅長4ミリぐらいの極小の蛾であったことになる。

種名は、クロモンチビヒロズコガガ。

この蛾のネット上の情報をまとめると、7月に現れる蛾で、最近の研究で、この蛾は落ち葉を食べることが確認されているみたいである。

この蛾の生息分布は、本州とのことである。海外の生息分布はちょっと分からなかった。

ツマグロヨコバイ Nephotettix cincticeps (Uhler, 1896)

昨晩、我家の外灯下で写真に撮ったヨコバイの一種である。

大きさは、体長6ミリぐらいだったのであろうか。

種名は、ツマグロヨコバイ。

ちなみに、ツマグロオオヨコバイという種もいて、自然下では、そちらのツマグロオオヨコバイの方が断然見かける確率が高いと思われる。

さて、上の写真の個体のように、尾端(爪)が黒っぽいのは、基本的にオスの特徴であり、メスは皆、全身緑色のようである。

そして、ツマグロヨコバイを調べるにあたって、このヨコバイが稲の害虫として、重点マークされている種と知った。直接吸汁されることによる不稔などの被害の他、萎縮病等のウイルスを媒介したりすることも警戒されているということを知った。

対策としては、農薬という手段もあるが、このツマグロヨコバイの産卵場所や越冬場所になる畦のイネ科雑草を駆除することがあると書いてあった。私の出歩く近隣の田んぼを見渡す限り、そんな事をこまめにしている農家をあまり見たことがない。逆に、イネを吸汁しそうな昆虫達を集め、水田まで入り込まないように留めさせるために、畦にイネ科雑草を茂らせている戦略かと思いたくなるほど、畦の雑草群には、イネの害虫が集まっている現場によく出くわす。

さて、このツマグロヨコバイの生息分布は、国内は、北海道から沖縄含む南西諸島まで。海外では、韓国からの報告が多い。また、中国の沿岸部や、タイの北中部からも報告があるが、そもそもヨコバイってどこが起源の昆虫なのか気になり始めた。