クロヘリアトキリゴミムシ Parena nigrolineata nipponensis (Habu, 1964)

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫のひとつである。

大きさは、体長8ミリぐらいであったであろうか。

そんなに小さいとも言えない飴色の透けた翅のゴミムシがいるなと思ったのだが、どうしてもカメラが接写出来ない位置にいるため、鮮明な写真が撮れなかった。

頭部が横に広く見えるなぁと思いながら、一応、調べてみたところ、クロヘリアトキリゴミムシという種が浮上してきた。

さて、このクロヘリアトキリゴミムシの生息分布は、国内は、本州以南……南西諸島まで。海外は、韓国にもいるみたいである。

ツマグロツツカッコウムシ Tenerus hilleri

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫の一つである。

大きさは、体長9ミリぐらいであったであろうか。

そもそも、この昆虫は、何科に属する昆虫なんだろうと、全く予想が立てれずに調べ始めたが、カッコウムシ科ホシカムシ亜科に属するツマグロツツカッコウムシと判明。

体長の個体差が大きい種との情報があったが、私が我家で昨晩目にした個体は、それなりの体長があり、観察はし易かったと思う。

他の昆虫を食べる肉食性の昆虫のようである。

国内の生息分布は、本州以南……九州(奄美大島辺り)まで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかったが、Tenerus Laporte, 1836という近縁と思われる種が、オーストラリア東岸やアフリカ大陸南部の内陸部といった動物地理学的にエチオピア区やオセアニア区に、目撃情報が集中していたことに興味を引かれた。

ホンドクロオオクチキムシ Upinella fuliginosa (Mäklin, 1875).

昨晩、久しぶりに車で7,8分ぐらいのところにある雑木林がメインの公園に行ってみた。(昨年は、一度も行かなかった気がする。)

気温も高かったせいもあり、クワガタを筆頭にした昆虫達も活発に活動していたが、幾つかの昆虫達の写真を撮って帰って来た。

大きさは、体長12ミリぐらいであったであろうか。

種名は、ホンドクロオオクチキムシ(オオクチキムシ)。

最近、我家の敷地で見かけたナミクチキムシの投稿をしたばかりであったので、ナミクチキムシかなとも一瞬考えたのだが、ホンドクロオオクチキムシとナミクチキムシは、区別が付きやすい。

先ずは、脚の長さ……ナミクチキムシの後脚なんかは、尾端を少し出るぐらいの長さしかない。

あとは、腹部背側の上翅の形状である。ナミクチキムシを筒型と形容すると、ホンドクロオオクチキムシは、頂上と思われる付近から尾端に向けて緩やかに下降しており、所謂猫背型と言えるかもしれない。

今回、私が見た個体は、大きいとの主観は持たなかったので、大きさの言及はやめておく。

さて、このホンドクロオオクチキムシの分布は、北海道から九州辺りまで。海外の分布は、学名での検索だと、ちょっと分からなかった。