ヒレルクチブトゾウムシ Pseudoedophrys hilleri (Faust, 1889)

最近、近隣で見かけたとても小さなゾウムシの一種である。

大きさは、体長4ミリないぐらいだったと思う。

種名は、ヒレルクチブトゾウムシ。ヒレルの意味が分からないが、学名にも含まれているし、案外、人の名前だったりするのかと推測しておく。(真偽は別にして……)

10月ぐらいに誕生した個体が、樹皮下で越冬し、翌年産卵するライフサイクルのようである。

各種広葉樹の葉を食害するとのことである。

生息分布に関しては、国内にいるから、私も出会ったわけだが、びっくりするのは、北米大陸のアメリカ合衆国東海岸から中部にかけて、物凄く目撃されているようである。アメリカでは、天敵がおらず、脅威的に増えてしまったのであろうか?

ガロアケシカミキリ Exocentrus galloisi (Matsushita,1933.)

昨晩、我家の外灯下に来ていたカミキリである。

肉眼では、触角が長めの甲虫にしか捉えられていなかったが、スマホカメラのファインダー越しに映る像を見ていたら、カミキリであると気が付いた。そして、なんとか、この極小のカミキリをカメラに収めたいと祈りながらシャッターを切ったが、一応、まぁまぁ使えそうな写真が撮れたと思う。

大きさは、体長3-4ミリぐらい。

調べたら、ガロアケシカミキリというらしいことが分かった。

各種紅葉樹の枯枝とかに普通にいるカミキリらしいが、3-4ミリは、カミキリとしては小さいと思う。

ところで、ガロアケシカミキリという種名の由来が気になった。調べても、容易くは答えに行き着けなかった。そもそも、種名を分解すると、ガロアで一区切り、ケシで一区切り、カミキリで一区切りのようである。

カミキリの区切りの説明は要らないとしても、ケシは、どうも芥子粒=とても小さい粒のケシから来ているようである。だが、ガロアは分からなかった。人の名前?

国内の生息分布は、北海道から九州まで。海外は、韓国での生息報告が上がっている。

クロヘリアトキリゴミムシ Parena nigrolineata nipponensis (Habu, 1964)

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫のひとつである。

大きさは、体長8ミリぐらいであったであろうか。

そんなに小さいとも言えない飴色の透けた翅のゴミムシがいるなと思ったのだが、どうしてもカメラが接写出来ない位置にいるため、鮮明な写真が撮れなかった。

頭部が横に広く見えるなぁと思いながら、一応、調べてみたところ、クロヘリアトキリゴミムシという種が浮上してきた。

さて、このクロヘリアトキリゴミムシの生息分布は、国内は、本州以南……南西諸島まで。海外は、韓国にもいるみたいである。