オオクシヒゲコメツキ Tetrigus lewisi(Candèze, 1873)

最近、近隣で、このコメツキの写真を撮っていた。壁に大きめのコメツキが止まっているのが見えたので、暫し観察のために、棒で触れて地面に落ちてもらった。

身体に付いている焦茶の部分は、落下時についた泥である。しかし、泥はみるみる剥がれていき、微毛の撥水力みたいなものに少し驚かされた。

大きさは、体長25ミリぐらいだったのではないだろうか。

種名は、オオクシヒゲコメツキ。

触角が、もう少し分かる写真を、もう一枚。

雌雄共に、櫛髭状の触角をしているのだが、雌の触角の方が細身とのことである。上は、十分に立派な触角に見えるので、オスであろうか。

生息分布は、国内では、北海道から南西諸島まで。国外は、ロシア南東部から中国東南部まで、台湾国も含めて生息してるような認識ではいる。

樹液にも集まるらしい。我家の外灯下にも5月ぐらいに来ていて、鮮明な写真を撮っていたような記憶も蘇ってきた。写真を見返してみようと思う。

ヒメアカホシテントウ Chilocorus kuwanae Silvestri

最近、近隣で、この小さな甲虫の写真を撮っていた。

大きさは、体長3ミリちょっとぐらいだったと思う。

写真を撮ろうとすると、ちょこまかと逃げ回ったが、おそらく、テントウムシの仲間なんだろうなとの予感はしていた。

テントウムシの仲間を当たると、ヒメアカホシテントウという種なんじゃないかなと思うに至った。

このテントウムシは、カイガラムシを食べるテントウムシとの事である。この個体がいたのは、シュロの葉の上であった。

このテントウムシの生息分布は、GBIFのオープンデータで眺めたところ、日本では本州以南……海を隔てた韓国辺りがメインの生息場所のようである。興味深いのは、北米の西海岸(カリフォルニア州のロサンゼルスやオレゴン州のポートランドの辺り)にも生息報告がある事である。

近隣で時々見かけるとても小さなテントウムシである。

オオキイロマルノミハムシ? Argopus balyi Harold

最近、近隣で見かけ、写真に撮っていた。

大きさは、体長5ミリ弱ぐらいだったのであろうか。結構、個人的には大きく見えていた。

付いていたのは、ドクダミの葉。同所で、2匹視界に入ってきた。

種名を調べていくと、オオキイロマルノミハムシという種が近い気がする。

センニンソウやボタンヅルに付くハムシとの事だが、その場所に、センニンソウやボタンヅルがあったかどうかは、現時点ではハッキリとは分からない。(花の時期になれば、絶対に気がつくはずである。)

また、ネット上のオオキイロマルノミハムシの画像をチェックすると、もう少し複眼の間が狭い個体達の画像も見かけるが、多分雌雄の差なのかと思われる。上の写真のように、複眼の間が開いているのは、雌の特徴みたいに紹介されている方もいた。

とにかく、種の同定に、自信が持てていないのも認める。