アトモンサビカミキリ Pterolophia granulata

最近、近隣で見かけ、写真に撮っていた。

大きさは、触角を入れない体長で8ミリぐらい。

草の茎にしがみ付いているのが見え隠れしていて、同所でよく見かけるオジロアシナガゾウムシなのか、なんなのか一応確認してみようと手のひらで掬ってみた。

すると、ゾウムシの仲間ではなく、カミキリムシの仲間である事が分かった。随分と寸胴な体型の小さなカミキリだなとの印象を持ったが、調べてみると、アトモンサビカミキリと判明。

あとは、似たようなサビカミキリの仲間には結構出会って来ているので、既に投稿済みかどうか確認したところ、未投稿であることも分かった。

幼虫は、各種広葉樹の枯枝等の内部を食すとの事である。

身体は、かなりデコボコしている。

ヤツボシハムシ Gonioctena (Sinomela) nigroplagiata Baly, 1862

数日前に見かけて写真に撮っていたハムシの名前が分かったので、投稿してみる。

大きさは、体長5ミリぐらい。

エノキに集まるヤツボシハムシだと思う。

ヤツボシハムシの紋様に関しては、ヤツボシ(八つ星)と種名に入るぐらいなので、基本形として、八つの黒点がバランス良く配置されている個体群もあるが、無紋だったり、逆に全身真っ黒だったりと、同所的に多様な紋様の個体群が入り混じっていることでも知られるハムシである。そう考えると、上の写真の個体は、ヤツボシに近い方なのかもしれない。所々くっ付いてしまっているが、ヤツボシ(八星)の基本形を連想させる黒点の配置ではある。

身近に、似たように紋様の変異の多い種として、私が思い付くのは、ナミテントウヒメカメノコテントウかなと思う。

変異が生まれ易い種と、生まれ難い種………この違いは、どこから来るのであろう?

ヒメナガニジゴミムシダマシ Ceropria induta (WIEDEMANN,1819)

最近、近隣で、この甲虫の写真を撮っていた。

大きさは、体長1センチ弱ぐらい。

肉眼で見ている時、最初は、ちょっと大きいけどハムシの仲間だと思っていた。

あと、薄らと虹色に光沢があるのも感じていた。となれば、捕まえて、明るい強光線の下で写真に撮らせてもらいたくなった。

以下が、明るい場所での写真。

もう一枚。

確か……ゴミムシダマシにこんなの居たよなとの記憶がよぎり、調べると、ヒメナガニジゴミムシダマシという種に行き着いた。

地味に輝いていて、私は感動したけど、昆虫に興味の無いない人には、ただの黒い虫なのかな。