ヨツメアオシャク 成虫

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

シャクガ科のアオシャク亜科の蛾達には、紛らわしいものも多いが、この蛾は、四つの紋が間違いようがないほど特徴になっている。同時に初めて見る蛾だとも思った。

大きさは、開張で25ミリぐらいだったと思う。

種名は、調べたところ、直ぐに、ヨツメアオシャクと判明。幼虫の食草は、キク科のヨモギとの事である。そして、ヨモギは近隣の何処にでも生えている植物である。

さて、ここで、過去の私の投稿にコヨツメアオシャクというのがある事に気が付き確認したが、完全に別種という事が確認出来た。

ウスハラアカアオシャク? 成虫

数日前に、我家から車で5分ぐらいの場所(水田脇)の外灯下で見かけて写真に撮っていた。

大きさは、開帳で17ミリぐらいだったと思う。種名に関してだが、ウスハラアカアオシャクやホソバハラアカアオシャクやハラアカアオシャクといったいった似たような名で近似種として、ネット上に写真や情報が混乱して氾濫してしまっている気がする。

ゆえに、私の投稿のタイトルは、本当は、ハラアカアオシャクの一種とした方が良いかもしれないも思った。

同じ頃に、我家の敷地でも、同サイズの同種と思えるアオシャクに出会っている。写真は撮ったのだが、多分、上の種と同種と思われる。

という事で、種が確実に特定出来ていないので、幼虫の食草に関しては、言及を控える。

ここでひとつ思う事がある。紛らわしい種を、ネット上の画像の特徴だけから同定するのではなく、出現時期や生息する標高や気候帯、それに発見場所の周囲環境から絞っていく作業が求められているように感じてきた。

ヒメツバメアオシャク 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

形状からシャクガの仲間である事は直ぐに分かり、色合いからシャクガ科の中でもアオシャク亜科に属している蛾であろうとも想像が付いた。

おまけに、今回は、後翅の端が少し長く飛び出している特徴が目に付く。この特徴を持つ蛾達は、蛾の世界では概して、ツバメが種名に入って来る。

こうした特徴を基に調べ始めると、ヒメツバメアオシャクという種だろうなと結論に至った。

ヒメツバメアオシャクという名だが、決して小さい印象はなく、上の写真の個体は、開張で35ミリ以上余裕である感じである。

同じ日に、もう1匹ヒメツバメアオシャクと思しき蛾が我家の外灯下に居たので写真に撮ったが、こちらは上の個体より、ひとまわり小さく開帳で3センチちょっとぐらいだった。

最初は、大きい方が雌で、明らかに櫛髭状の触角を持った下の写真の個体が雄かと思ったが、よく見ると上の写真の個体の触覚も櫛髭状なので、サイズは違えど、両方とも雄だと思う。現時点では、同種と考えている。

類似種に、ヒロツバメアオシャクとツバメアオシャクという種がヒットしてきたが、今回の上の写真の個体達は、ヒメツバメアオシャクとして紹介されている画像と同じ特徴を持っていると感じる。

このヒメツバメアオシャクの幼虫の食草として知られているのは、ブナ科のクリやコナラらしいが、それなら近隣近所に沢山ある。我家の敷地にも、クリは植っているし……。