ヒメカマキリモドキ  Mantispa japonica (McLachlan, 1875)

先ほど、我家の外灯下に来ていたカマキリに似た昆虫である。

大きさは、体長で12ミリぐらい。翅端までの長さで、20ミリ弱ぐらいになるであろうか。

種名は、ヒメカマキリモドキ。

雰囲気がカマキリに似ているが、アミメカゲロウ目の昆虫である。

ただ、習性はカマキリと同じで、自身の鎌を持って小昆虫を狩るようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州まで。海外は、韓国からの報告は多数上がっているようである。

千葉県が絶滅危惧I類に、埼玉県が準絶滅危惧種に指定している昆虫でもある。

スジクロヒメカゲロウ Sympherobius domesticus (Nakahara, 1954)

先ほど、我家の外灯下に来ていたヒメカゲロウの一種である。

褐色のヒメカゲロウは、我家の定番だが、黒い奴は、初めて見た。

大きさは、体長8ミリぐらいであったであろうか。

種名は、スジクロヒメカゲロウ。

ネット上には、詳しい情報は殆ど出回っていない種であった。

ゆえに、生息分布も正直掴めなかったが、韓国にはいるようである。

シロコナカゲロウ Semidalis aleyrodiformis (Stephens, 1836)

昨晩、我家の外灯下に来ていた極小の昆虫である。

もちろん、肉眼では、白い粒ぐらいにしか認識出来ていなかったが、写真で見てみると、白い粉と、チャタテムシのような雰囲気が印象に残る。

そして、大きさは、この正式種名が分かった後に調べた結果、体長2.5ミリぐらいの昆虫とのことであるが、確かに、私の記憶でも、そんな極小レベルの大きさであったのは覚えている。

そして、種名はと言うと、アミメカゲロウ目コナカゲロウ科のシロコナカゲロウと言う事が分かった。サイズは、グンと小さいが、言われてみれば、ヒメカゲロウの仲間に似ている雰囲気はある。

幼虫は、カイガラムシやアブラムシやハダニの仲間を吸汁してくれるので、植物を大切に育てている人達からすると、益虫であろう。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州近海まで。海外は、あくまでも GBIFへの報告だけ見ると、日本以外は、ヨーロッパの半分ぐらいの国から多くの報告が上がっているようである。ちょっと不思議な分布に感じる。