ウスイロオオエダシャク 成虫 Amraica superans superans (Butler, 1878)

最近、近隣でこの蛾を見かけて写真に撮っていた。

直ぐに、種名はウスイロオオエダシャクと判明。意外な事に、昨年の5月11日に我家の敷地に現れたウスイロオオエダシャクの投稿を既にしていた事を知った。

ただ、今回も、その時より接写したアップの特徴が掴みやすい写真が撮れたと思うので、再投稿してみる。

大きさは、開張サイズで70ミリ弱ぐらいあった。種名にオオ(大)が付くのが頷ける。

幼虫の食草は、ニシキギ科の植物とのことである。近場に何かしらのニシキギ科の植物があるのかなと類推する。

ハスオビエダシャク 幼虫 Descoreba simplex simplex Butler, 1878

最近、地面を複数の蟻達に運ばれていくシャクガの幼虫らしき物体に目が止まった事があった。

拾い上げてみると、確かにシャクガの幼虫で、まだ生きてもいた。結構細い幼虫だと感じながら、手のひらに乗せて、写真に撮ってみた。

ピントがイマイチ合わなかったのは、夕方という時間帯と、この幼虫の小ささがあると思う。かなり若齢のステージかと思われる。

調べてみると、ハスオビエダシャクの幼虫と分かった。ハスオビエダシャクの幼虫は、色合いの変異に富む事を知ったが、色合いが変われど、形状や紋様の位置は不変に思えた。

幼虫の好む樹木は、ブナ科を筆頭に、多岐に渡ることも知った。

では、成虫がどんな姿かと言うと、昨年、我家の外灯下に訪れた個体の投稿をしていた。そんなに鮮明な写真ではないので、わざわざ見に行く必要はないのではと思われる。

ヒメマダラエダシャク 成虫 Abraxas niphonibia Wehrli, 1935

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

一瞬、我家の庭の定番のユウマダラエダシャクと思いそうだったが、心持ちユウマダラエダシャクより小さく見えた。

一応、写真に撮っておいたのだが、写真を見て、ユウマダラエダシャクじゃないと確信した。というのは、小さめのサイズ感もあるが、前翅の上半分にあるグレーの一番大きな斑の中により濃い色の黒点(これを環状紋と表現する人達もいるが円であることが重要……歪んだ歪な輪っかではないという事)が見て取れるのである。

これは、ユウマダラエダシャク以外の似た蛾の特徴であり、少し小さめのサイズからも、ヒメマダラエダシャクが妥当なのではと思った。

ちなみに、上の個体の開張サイズは、37ミリぐらいだったのではと思い出す。幼虫の食草は、ツルウメモドキとの事である。

ところで、この投稿を書いている途中で、昨年、ヒメマダラエダシャクの投稿を既にしている事に気が付いた。今回は、我家の外灯下に現れたヒメマダラエダシャクという意味合いで、投稿させてもらった。