ツノアオカメムシ 福島県 標高1200メートル

この蛾は、近隣近所で見たカメムシではないが、敢えて、近隣近所( 標高5〜標高25メートル)の身近なカメムシ達の比較も込めて投稿してみようと思う。

大きさは、体長18ミリぐらいだったと思う。見つけたのは死骸であったが、こんな標高の高い原生林にもカメムシは居るんだというのが、第一の感想であった。

写真は撮って帰宅したので、早速、種を調べたところ、ツノアオカメムシという種と分かった。山地性のカメムシという情報や、かなり高い山でしか見られないとの情報と、私が見つけた場所の条件とが合致していて、安心した。

このカメムシの食草は、高山に生える樹木は大概行けそうと学んだが、カバノキ科のシラカンバやダケカンバと限定している紹介もあった。

さて、この山地性のツノアオカメムシも、私の持論だと、氷河期で陸地が多く、北海道から九州まで陸続きであった時代には各地に生息しており、その後気温が上昇するに連れて、気温の低いままの山地に取り残されたのかなと想像したい。

ただ、陸続きという点では、現在のアジア大陸とも陸続きの時代があった筈なので、このカメムシの学名にjaponica が付いて、日本にしか居ない日本固有種みたいな存在になった経緯が腑に落ちないので、その辺の経緯も素人推理してみたくも思うようになった。(笑)