ミズカマキリ

3週間ぐらい前に、近隣で捕まえていた。

腕の先から尻尾(呼吸官)の先まで、10センチちょっとぐらいの昆虫ではないだろうか。直ぐに、ミズカマキリとは分かったが、ガサガサの網によく入ってくる昆虫ではない。タイコウチなんかの方が、断然網に入ってくる。

もしかしたら、子供時代の町中の池とかの方が捕まえれたかもしれない。

因みに、ミズカマキリもタイコウチも、普通に飛ぶことが出来て、捕まえたものを持ち帰り、バケツに入れておくと、夜間に飛んでいなくなってしまうのが常である。

ミズカマキリも、ヒメミズカマキリを筆頭に数種類いるようで、本種が一番普通種である。それでも、幾つかの都道府県が、独自のレッドデータで準絶滅危惧種以上の指定をしている。

ミナミホソサシガメ

ちょうど20日ぐらい前に我家の外灯下に来ていたカメムシの仲間である。

細いカメムシの仲間なのか、サシガメの仲間なのか分からなかったが、調べたところ、サシガメの仲間である事が分かった。

大きさは、もうハッキリと覚えていないが、体長18ミリぐらいだったと思う。

種名は、ミナミホソサシガメとホソサシガメで迷ったが、触角の基節の長さが頭部の長さ(正直何処から何処までが頭部か分からない)より長いのが、ミナミホソサシガメで、頭部と同じぐらいなのが、ホソサシガメとの事である。

ミナミホソサシガメは、ミナミ(南)が付くぐらいで、南西諸島にも居る。一方のホソサシガメの分布域は、おそらく南西諸島を除く本土なのかなと推測したい。

どちらも、休耕田の草の根際に居るとの記事を呼んだが、この2種を明らかな別種とするなら、進化・枝分かれの過程も想像してみたく思う。ただ、仮説に繋がりそうな多角的な情報は、ネット上には出回らない。

コオイムシ

昨日、近所の用水路でヌマエビの仲間を採捕している時に網に入ってきた。

大きさは、体長で17ミリぐらいではないだろうか。同日に他の場所で採れた個体は、20ミリ以上あった。

現地でも、種名は、コオイムシと分かっていたが、近隣では時々見かける水棲カメムシである。大概は、オスが背中に沢山の卵を付けて守りながら生活しているステージに出会うことが多く、コオイムシ(子負い虫)の名前が、なるほどと頷ける虫である。

さて、私は、このコオイムシという虫には出会う方であるが、環境省が準絶滅危惧種に指定している種(茨城県 絶滅危惧Ⅱ類)という事を、最近知る事になった。

こうした里山周りの水棲昆虫が数を減らした理由に農薬に敏感という記事が多いが、これを理由に考えるのが減少の理由を考える時に、私的には一番納得しやすい。

時代は、少し先に進み、農薬使用への意識の変化は感じられる。今後は、少しづつ回復していく昆虫のような気もする。