アメンボ

最近、アメンボの写真を撮っていたのを思い出した。

大きさは、体長15ミリぐらい。小さい頃から馴染みのある昆虫である。

カメムシの仲間で飛翔能力も備えているのだが、この飛翔能力に関しては、普段アメンボを見るような水場から程遠い場所に急に雨で出来た水溜りなんかに現れるのを見た時に、幼心に、飛んで来るしか方法はないよなと感じていた。

アメンボの名前の由来は、身体から飴の匂いがするところと細長い棒のような形から来ているとの紹介記事を読んだ。このアメンボの匂いに関しては、今度、小昆虫を吸汁する際に使うアメンボの嘴に注意しながら、摘んで確認してみたく思う。

最後に、同じ日に真上から撮ったアメンボの写真を一枚。

モンシロナガカメムシ

昨晩、我家の外灯下に来ていたカメムシの仲間である。

大きさは、8ミリぐらいだった。胸部の撫で肩感からナガカメムシの仲間であろうと個人的に踏んだが、それは正解であった。似た種が数種いるが、モンシロナガカメムシという種であると思われる。

さて、このモンシロナガカメムシは、翅が小さいため飛べないと書いてある情報があった。確かに、このカメムシを地面で見かけた時に、決して飛翔しようとはせずに、歩いて逃げようとするばかりであった。同じ日に、ツマキヘリカメムシと思しきカメムシも、同じ行動パターンを取っていた。

最近、気がついて来たのは、昆虫の飛べるか飛べないかの能力のチェックは、重要かということである。飛べないと、自ずと行動範囲が狭くなり、地域毎の固有種的特徴が形成されやすいのではと考えている。

そして、この個体群毎の形質的差異を作ったであろう過去の地形的特徴を読み解く鍵のひとつに、昆虫の個体群毎の微妙な形質的差異を調べることが繋がると、私は最近思うようになった。

虫観察が、楽しくなって来た。