ホンドクロオオクチキムシ Upinella fuliginosa (Mäklin, 1875).

昨晩、久しぶりに車で7,8分ぐらいのところにある雑木林がメインの公園に行ってみた。(昨年は、一度も行かなかった気がする。)

気温も高かったせいもあり、クワガタを筆頭にした昆虫達も活発に活動していたが、幾つかの昆虫達の写真を撮って帰って来た。

大きさは、体長12ミリぐらいであったであろうか。

種名は、ホンドクロオオクチキムシ(オオクチキムシ)。

最近、我家の敷地で見かけたナミクチキムシの投稿をしたばかりであったので、ナミクチキムシかなとも一瞬考えたのだが、ホンドクロオオクチキムシとナミクチキムシは、区別が付きやすい。

先ずは、脚の長さ……ナミクチキムシの後脚なんかは、尾端を少し出るぐらいの長さしかない。

あとは、腹部背側の上翅の形状である。ナミクチキムシを筒型と形容すると、ホンドクロオオクチキムシは、頂上と思われる付近から尾端に向けて緩やかに下降しており、所謂猫背型と言えるかもしれない。

今回、私が見た個体は、大きいとの主観は持たなかったので、大きさの言及はやめておく。

さて、このホンドクロオオクチキムシの分布は、北海道から九州辺りまで。海外の分布は、学名での検索だと、ちょっと分からなかった。

ナミクチキムシ(クチキムシ)Upinella melanaria (MAKLIN,1875) 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた甲虫の一つである。

そして、昨晩だけ来ていたというわけでなく、毎年、我家の外灯下のレギュラーと言えるかもしれない。

大きさは、体長9ミリぐらい。凄く大きいというわけでは決してない。

数日前に、微妙に雰囲気が似ているセスジナガキマワリの投稿をしているが、私も昆虫に興味とかを持っていない時代なら、両種は、同種にしか思わないかもしれない。

今回も、どっちって思ったが、キマワリの脚の方が、こんなにムチムチ瑞々しい感じではなく、黒くて硬そうな雰囲気である。

上の写真の個体は、ナミクチキムシ(クチキムシ)である。

国内での分布は、北海道から南西諸島まで。海外の分布を調べようと、タイトルの学名で検索をかけたところ、ノーヒットであった。(そんなわけないだろ。)

セスジナガキマワリ Strongylium cultellatum cultellatum 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫の一つである。が、実際のところ、我家の外灯下のレギュラー的存在でもある。

記憶が確かなら、春にもよく現れていて、最近現れ始めたのは、今シーズン2回目の個体達かと思う。(もし、年1化の昆虫なら、春に見ているものを多種と勘違いしている可能性がある。)

大きさは、体長12ミリは行かないぐらいだと思う。

種名は、セスジナガキマワリ。

3年前にも投稿しているが、今回の方が全然ちゃんとした写真が撮れたので、再投稿である。

分布域は、本州と対馬と紹介されていた方がいたが、私もその方の情報を紹介してみた。また、海外の分布域は、ちょっと分からなかったが、Strongylium Kirby, 1819という括りで、ナガキマワリの仲間が、北中米や南米やオーストラリア東岸……他にも世界各地の熱帯から温帯地域に進出していている事は掴んだ。

最後に、このセスジナガキマワリは飛べるとの情報がある。我家の外灯下には、よく現れる昆虫なので、そのうちその真偽を自分の目で確かめれる日が来る事を願う。